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目の前の人に大丈夫って言ってあげられますか?

大丈夫という言葉は魔法の言葉。
できれば大丈夫と言ってあげたい。
その技術と責任と「気持ち」を持ち合わせたい。

大丈夫って言ってあげたい。

「いつからだろうな。医者が患者に『大丈夫』と言ってあげられなくなったのは・・・」

これはドラマ、コード・ブルーの第3シリーズ第4話での一コマのセリフです。

▲脳外科医・新海宏樹(安藤政信)が救急医でフライトドクターの藍沢耕作(山下智久)に向かって言ったセリフです。

医者の手術技術で命が救える状況であるのにも関わらず。
手術で命が救えても後遺症が残ってしまう可能性がある。

患者は命よりピアノが大切だと言い切る中学生。
だから手術を受けるのはイヤだと言う。

その時に大丈夫だと言ってあげられない。
後遺症のことは心配するな。大丈夫だからと言えない。

このシーン、何回も繰り返し見てしまうシーンです。
コード・ブルー好きの娘に頼んで何度も見ました。
見るたびに考えさせられるセリフなんです。

確かにこれは大丈夫だと言ってあげられません。
だけど命は救うことができる状況でもあるんです。

大丈夫。
この言葉を使って、もし大丈夫じゃなかったら。
今の時代たったコレだけのことで「医療過誤」となり裁判沙汰になりかねません。

命は大丈夫なのに、大丈夫だと言えない。
大丈夫だと安心させてあげられないんです。

それでも大丈夫だと言ってあげたい。

正直なところボクも大丈夫だと言いにくいケースもあります。
それでも大丈夫だと言ってあげたい。
その言葉で安心させてあげたい。

コード・ブルーを見ているともう一つ気づいたことがあります。
それは救命医の力が及ばす患者が亡くなった時。

「残念です」と言います。
「力が及ばす申し訳ありません」とは言いません。

この言葉は裏を返せば亡くなったのは医者のせいではないという意味です。
実際として本当に医者のせいではありません。
それでも医者は「もっと自分に技術があったら」と思うらしいです。

もしうまくいかなかったらボクは申し訳ありませんと言ってしまうことがあります。
明らかにうまくいかないであろう症状、自分に技術があるかないかに関わらずです。

それでも。
可能性があるなら「大丈夫」だと言ってあげたい。
もしダメだったら「申し訳ない」と言いたい。
そう思ってしまいます。

 

はい。
ダメです。ダメなんです。
今の時代はコレじゃやっていけません。

もしかしたらあっさり裁判沙汰になってしまいます。
勝つか負けるか、そんなことではなくこうなってはダメです。
治療家の人は決してマネしないで下さいね。

それでも気持ちとしては上に書いた通りです。
中途半端な気持ちで治療をするならしなくてもいい。

医者ほどシビアな現場ではありません。
生死に関わるわけでもありません。
だから治療家の気持ちを医者と比べられるわけではありません。

だけどね。
そのくらいの気持ちで治療に関わりたい。
どうせやるならそのくらいの気持ちで患者さんと関わりたい。
マジで本気でそう思っています。

アツいよね。ウザいよね。
こんなんだから、メンドクサイって言われます。

▲この前患者さんに歩いてお花見に行けますか?って聞かれたな。大丈夫って言いいましたよ。たぶん満開の桜を見ていることでしょう。

そんな治療家でいたいな。
大丈夫。その言葉だけで安心してもらえるなら。
ボクはそれでいいと考えています。

 

やまだ整骨院 院長 山田敬一

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
以後、プロ格闘技選手や学生スポーツ選手のコンディショニング調整に関わりつつ、治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中です。
治療家向け&エステサロン・理美容院向けの施術技術講習、イメージトレーニングなどのメンタル講習などの講師も務めています。

スポーツ歴は中高生時バスケ、その後に柔道と格闘技(キックボクシング)を各3年ずつ、34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツはできないけど、身体とメンタルの両面を診ながら、目標達成へと導くことをサポートしています。

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