ボクにはあなたの痛みや不安を取り除くことはできない。
こんにちは。テーピング治療家・サイモン山田です。
誰が治すの?それは患者さん自身です。
ウチには痛みを抱えた患者さんが来院します。
そりゃ整骨院だから当たり前ですね。
もちろん治療をするわけですが・・・。
ボクにはその不安を取り除くことはできません。
しっかり治療もしますし、適切な言葉もかけます。
それでもね、良くなるのは不安じゃなくなるのは「あなた自身」です。
反対から見れば。
治療家に患者さんの痛みや不安を取り除くことなんてできません。
まあ異論反論、た~くさんあるでしょうけども。
治療はただの良くなる「きっかけ」にすぎないとすら思っています。
そんなことを言ってるボク、以前は、
「オレが治してやるゼーーーーー!」
と全力で息巻いてるタイプでした。
(今となっては最高に恥ずかしい・・・)
でもね25年もこの業界にいれば分かってきます。
「あ、これって自分が治しているわけじゃないんだな」って。
この言葉、信じます?信じません?
信じないなら、この先は読まなくていいですからね~。
ボクのやるべきこと、治療家のやるべきことは、
「患者さんの『治るスイッチ』を押してあげること」だけです。
だから良くなるのは、患者さんのやることなんです。
ボクは今の時点ではそう思っています。
▲治療家としての自身は持って治療はしています。
でも「自分が治してる!」という実感はあんまりないです。
人間の持っている力を信じて治療しているって感じかな~。
人間のチカラを信じよう。
もちろん治療技術は必要不可欠ですよ。
これは今さら言うまでもないことなんだけど。
同じような症状に、同じような治療をしたとして。
「良くなるケースと、良くならないケース」、あると思いませんか?
これって技術の問題?見立ての問題?治療家の問題?
それとも患者さんのカラダの問題?ココロの問題?
信頼関係?相性?タイミング?
全部。です。
これら全てだとボクは思います。
ボクたち治療家はそんなに大したことはできない。
たまたまうまくいってるだけなんじゃないのか?
もしかしたら患者さんが優しいだけなんじゃないのか?
そう思うことはないのかしら?
良くなるのは、不安から解放されるのは患者さん自身です。
ボクたち治療家がそんなことはできない。それは「越権行為」ってヤツです。
大丈夫です。
人間は必ず良くなるように、不安がなくなるようになってます。
治療家も結果が残せなくても大丈夫です。
良くなるタイミングではない時が患者さんにはあります。
患者さんも痛みが取れなくても大丈夫です。
自分が良くなることを信じられていれば大丈夫です。
たまたまそんな患者さんがいて、そんなことを話したもので。
でもその患者さんはたぶんこのブログは読んでないな~(苦笑)
ま。しょうがないよね。こればっかりは。
このブログを読んでくれた人が少しでも痛みから解放されたら。
ボクはそれで十分です。あの人は読んでくれるかな~?
いつもありがとうございます!ではまた。

サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
以後、プロ格闘技選手や学生スポーツ選手のコンディショニング調整に関わりつつ、治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中です。
治療家向け&エステサロン・理美容院向けの施術技術講習、イメージトレーニングなどのメンタル講習などの講師も務めています。
スポーツ歴は中高生時バスケ、その後に柔道と格闘技(キックボクシング)を各3年ずつ、34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツはできないけど、身体とメンタルの両面を診ながら、目標達成へと導くことをサポートしています。

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