セミナー中毒に陥らない方法はあるのか?

こんにちは。サイモン山田です。
週の真ん中に祝日があるとリフレッシュしますね。
今日は子供たちのドッジボール大会に付き合ってきます〜。

さて今日のブログは、

治療技術の種類は多い方がいいのかしら?

僕もかつては「セミナー中毒」でした。恥ずかしながら。
ある治療技術を学んでは、また違う治療技術を学び。
深掘りすることなく、かじってはまた次のセミナーへ。
結果的に一番長く続いたのが、テーピングでした。

なぜ長く学んだのかといえば、
・どの治療技術にも合わせやすい
・テーピングそのものでも効果が出せる
・手技での治療効果を持続させやすい
(なのにテーピングがバッチリできる治療家って少ないんです。なんでだろう???)

今思い返せばこのあたりが決め手になっています。
ですが学んでいた若い頃はそんなことは考えておらず、これなら他の治療家よりうまくいけそう。そんな打算的な気持ちがあったのは事実です。

今の僕の治療技術の形態は、いわゆる柔道整復術が主体となり、そこにテーピングを組み合わせて成り立っています。
プラス少しずつ他の治療技術のエッセンスも取り入れながら、自分なりにブレンドして組み立てています。

saimon僕は今でこそいろいろできるようになったけど、本当に不器用でなかなか技術が身につかなくて苦労しました・・・。

では本題に。
治療技術の種類は多い方がいいのでしょうか?僕の答えはNOです。
治療技術が増えるというのは、一見して良さそうなイメージはあります。
ですが反対から見れば、どの治療技術も中途半端。とも言えます。

その程度のレベルじゃ治療技術のスペシャリストには知識も施術も足元にも及ばないことでしょう。
いろいろ学んで知ってはいるけど、それが生かしきれていない。
だからまた違う技術系セミナーに参加してしまう。
このスパイラルにハマるとはなかなか抜け出せなくなります。
僕がハマっていましたから、間違いない(笑)。これがセミナー中毒の怖いところです。

しかもこれが怖いのは、それを自分が自覚していないということ。
新しい技術を学ぶこと自体は悪いことではないですし、患者さんのためになることもあるでしょう。
ただそれを理解した上で成長しようと考えているのか、マイナスを埋めるためにセミナーに出てしまうのか、この差は歴然としています。

セミナー中毒に陥らないためのコツは、たった一つ。
今の治療のベースになっている技術を洗い出し、どれが生かせているのかを確認すること。これだけです。

これをしないうちに、また違うセミナーに行けば、さらにセミナー中毒スパイラルは加速します。
一回の治療で数万円取れる施術セミナーなんてものは、その治療技術を何年もかけて相当深掘りし、スペシャリスト中のスペシャリストになっているから成り立つわけです。
それを鵜呑みにして院に取り入れて、その後頭打ちになったら?
その時点で患者さんは目の前から消えているかもしれません。
治療技術はそんなに軽くないし、患者さんもそこまで優しくないですよ。

長く治療業界に携わっていきたいなら、そのあたりのことを自分の頭で整理することが必要になります。
一発売り抜けして、儲けたらOK。そんな人はハナからこの業界にいない方がいいです。
どんどん時代は変わっていきますが、変わらないこともありますからね。

あ。セミナーに出るな!と言っているわけではありませんからね。
成長欲が刺激されるのはとっても大切なことですし、そこでしか得られない情報や人との出会いもたくさんあります。
だって僕がそれで成長してきましたし、まだまだセミナーに参加している側です。
しかもこれからセミナーを立ち上げる側ですし(笑)
このあたりを踏まえつつ、実りの多いセミナーにしていきたいと考えています。

祝日の朝、考えていたのはそんなことでした。

いつもありがとうございます!ではまた!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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