腰痛対策ガイド

腰痛対策ガイド

<急性腰痛> 

いわゆるギックリ腰。「魔女の一撃」とも言われます。激しい痛みがある場合は、まず安静が第一。発症してから一週間も自宅でのんびりしていればほとんどが良くなります。ですが忙しい日本人にはちょっと無理な感じがします。

<症状別対策法>

何かしら身体を動かした時に痛みが増す場合は、筋肉系の症状があると考えられます。この場合、触って熱感がある時にはまずアイシング(冷却)です。約10分くらいが目安です。その後にテーピングなどで筋肉の保護と回復を促すと良いでしょう。

動かさなくても痛い場合は、骨及び関節系の疾患が考えられます。夜中に寝ているだけでも痛みを感じる場合は、内科的な疾患からの腰痛のケースも考えられます。熱感があればアイシング、後にコルセットなどで腰部の固定をするのが効果的です。

<重度の場合>  

身体が斜めに歪んだり傾いてしまう、くしゃみ・咳が出来ない、下半身にシビレがある等の時は重症です。自己判断せず、早めに専門家の治療を受けるようにしましょう。

<注意> 

どうすると痛みが出るか等など確かめようとわざと負担のかかる姿勢をしたり、腰のストレッチをしたりすると「痛みの爆弾」はどんどん大きくなります。まずは痛む所を刺激しないことが大切です。

<慢性腰痛> 

最も多いのがこのタイプです。基本は保温(体温を逃がさない)。危ないかな?と思ったら、コルセットなどをするか安静にしましょう。

どうして腰痛になるかと一言で言えば「身体の使い方」が悪く、負担がかかりすぎてしまっているためです。それと日常のケアの不足(運動不足とは少し違います)。以下の事に注意しましょう。

<起床時> 

朝起き上がる前に一度、身体を左右に軽く捻じってから起き上がりましょう。

<仕事中>  

重いものを持つ時はコルセットをする、重心を下げてから持ち上げる。

<腰痛体操>  

痛みのある時は悪化させます。予防として行って下さい。

<姿勢>  

ラクな姿勢が最も良い姿勢です。無理して胸を張ったり、見た目の良い姿勢をしないこと。

<治療の目安> 

朝起きた時に痛みがある、日常の動作で痛みを感じる、くしゃみ・咳をした時に痛みがある場合は、治療が必要な時期だと思って下さい。