いわゆる「当たり前」なんて、世の中には存在しない。

こんにちは。サイモン山田です。
早くも仕事に復帰したい気持ちがいっぱいです。
そんな気持ちを抑えて、復帰に向けてリハビリの毎日です。

さて今日のブログは、

世の中に当たり前なんてことは、何ひとつない。

「あなたが虚しく過ごしたきょうという日は、 きのう死んでいったものが、あれほど生きたいと願ったあした」

これは、韓国のベストセラー小説「カシコギ」の中の一節です。
作者は趙昌仁(チョ・チャンイン)さんです。

毎年、人間ドックやら検診は受けていましたし、自分がこの歳で大病にかかるなんて思ってもいませんでした。
僕は運良く、生き返ることができましたが、ちょっと違ってたらホントに死んでたんだよね。

毎日治療活動をし、治療活動以外もいろいろとやっていました。
確かに疲れはあったけど、それ以上に充実していましたから、全くと言っていいほど体調に不安を感じたことはありませんでしたからね。

それこそ、元気なのが「当たり前」だったんです。
でもそれは当たり前ではなかったんですよね、結局のところは。

病気に意味なんて感じたくはない。病人なんてそんなもん。

よく「物事には意味がある」なんて言いますけど、それは病人には使わない方がいい。
あるいは悩みの渦中の人には使わない方がいいと思うんです。

その病気や悩みの渦中にいる人に対してのそんな言葉は無意味です。
だったら優しく見守るか、そっとしておいてくれた方がマシってもんです。
アドバイスを求められているなら、話は違ってきますけどね。

僕はこうやってブログを書いたり、発信する側でいたいと思っていますから、多少のキツい意見や言葉にはそれなりに免疫はあります。
でもそうではない人にそんな言葉をかけたら、傷口に塩を塗るような、火に油を注ぐようなものだと思うんです。
(今朝、仲間のFacebook投稿を見て共感しました。まりりん、ありがとう)

自分にとっての当たり前は、人にとって当たり前にはならないんだよね。
そして状況によっては当たり前は、当たり前のことではないんだよね。

僕は約25分通勤で歩いていたのが当たり前だった。
それが続けて5分も歩けない。
息が上がり、胸が苦しくなり、立ち止まってしまう。それが今の僕です。

102104公園の木々を見るだけでこんなに幸せに感じるなんてさ。
そんな、おセンチな僕なんですよ。今はね(笑)

そんな状況下で「その病気には意味がある」って?

これを言われて納得できるのは、本気で信頼している仲間とか親友とか家族だけ。
それ以外の人に言われるのは、ちょっとね。

言葉は重いです。
そして言葉は想いです。

その言葉は相手を思いやってのものですか?
それとも自分が相手に言いたいから、持論で言っているのですか?

よく考えようよ。
言葉って勇気づけることもできるし、傷つけることもできるんだから。

当たり前なことなんて何ひとつないんだから、ね!

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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