歩けないのってかなりツラいですよね

特発性大腿骨内顆部骨壊死症

山田自身のことで恐縮ですが・・・。
8月半ばあたりから右膝に痛みが出始めたんです。
当然ながら最初はテーピングを貼ってみました。テーピングは得意ですからね。
膝のテーピング方法はたくさんありますから、ありとあらゆる貼り方を試していきました。それでもまったく良くならない。これはなんかおかしいな・・・。

ということで、地元の整形外科を受診しました。
最初にレントゲン検査をしても特別な異常はなく医者は「半月板ですかね~」などと言っていましたが、僕はおそらく違うだろうなと思っていました。だって半月板のテーピングも試したけどまったく痛みが引かなかったから。

その後も痛みが引かなかったためMRI検査をすることになりました。
そして出た診断が「特発性大腿骨内顆部骨壊死症」でした。なんだそれ?聞いたことがない。(勉強不足でした。検索してわかりました)

60歳以上の女性(閉経した方)でホルモンのバランスが崩れ骨がもろくなってきている、そんな方に多く出る症状らしい。その他は「原因不明」。これが一番厄介です。なぜ痛くなったのかわからないのは対処しようがないですからね。

最悪の場合は手術も検討しなくてはならないから、とのことで地元の大きな病院に紹介状を持って受診することになりました。

受診したところ「体重をかけないこと」だけ。治るかどうかはこの時点では不明。関節が潰れてきたり、症状が良くならなかったら手術もあり得ると。そして松葉杖を渡されました。
なんでこんなことになったんだ?と。でもひとつだけ思うところがありました。

▲これは「マイ松葉杖」です。以前アキレス腱を断裂した時に使っていました。患者さん用にと思って保管していましたが、まさかまた自分が使うとは・・・(苦笑)

実は・・・

患者さんにはバレていないとは思いますが、実は6月あたりから持病の「腰椎椎間板ヘルニア」が騒ぎ出し、腰にはほとんど痛みはなかったのですが、左のお尻から膝あたりまでが痛みとしびれが出ていたんです。

これも地元の整形外科を受診しMRI検査をしたところ判明しました。しかも腰椎がけっこう曲がっていたり、骨と骨の間が狭くなっていたりと、年相応の状態プラス椎間板ヘルニアという状態でした。

この頃は通勤時、駒込駅からやまだ整骨院まで歩く時がけっこうキツかったんです。途中で患者さんに会った時もありましたが指摘されなかったのでバレてなかったのかな?

整形外科では薬を処方されちゃんと飲んでいました。そして体操、ストレッチなどをしっかりやってようやく良くなった!と思っていた矢先に、今度は右膝の痛みがやってきたんです。・・・。

そう、「ひとつだけ思うところがある」というのは、「左足をかばって歩いていたため右足に負担がかかって症状が出た」ってこと。

ヘルニアで左足に痛みとしびれ ➡ 2か月くらい左足をかばって右足に負担がかかる ➡ 右膝に痛み「特発性大腿骨内顆部骨壊死症」

流れとしてはこんな状況なのでしょうね。
でもこんな程度で特発性大腿骨内顆部骨壊死症なんて起こってたら、もっとたくさんの患者がいてもおかしくなさそうな気もします。

さて経過は?

9月11日木曜日に受診し松葉杖生活がスタートして、痛み自体はゼロではないもののかなり減りました。

そして10月9日木曜日に二度目の受診。経過は良好。関節にも問題なし。このまま経過観察して一か月後にまた来てください、そんな感じでした。

もし手術になったら腕の良い先生に執刀してもらいたい、そんな思いもあり、患者さんの紹介で大学病院も受診しました。
とても細かく説明してもらいました。あらゆる可能性を聞き、症状が良くなったわけではないのに何だか足が軽くなったような感じがしたのはおそらく気のせいではないと思うんです。

僕も普段からできる限り説明は丁寧にしているつもりですが、自分が患者になってみるとよくわかりますね。やはり説明って大切なんだと、あらためて思い知らされました。

そして11月17日に大学病院でMRI検査をした結果、一応松葉杖生活からは解放されました。
これだけでもかなりの進歩です。実際に痛みはだいぶ落ち着いています。かばっているせいで痛んでいる場所と違う部分が痛んだりしますがこれは仕方ないですね。テーピングでカバーできるから大丈夫でしょう。

この記事を書いているのは12月半ばです。完全に治るのを待っていたらなかなか記事にできないので現状をまとめてみました。

具合が悪くなるといつもと違う景色が見えてきます。
歩道って平らじゃないんだな、駅のエスカレーターやエレベーターって探すのが大変、松葉杖をついていると両手がふさがって荷物が持てない、スマホを見ながら歩いている人はいまだに多い、電車内でもスマホを見ているから周囲に気づかない、優先席でも席を譲らない人はいる、普通に歩けるって素晴らしいな、階段をのぼる・下りるのってかなり負担がかかるんだな・・・。いっぱいあります。

優しい人もたくさんいることに気づきました。
電車では席を譲ってくれる人がほとんどだし、降りる時はみんな避けて空けてくれる。エレベーターも開けて待ってくれるし、前から歩いてくる人はサッと避けてくれる。
こんな当たり前と思えるような行為でも、具合が悪い僕にとってはとてもありがたいことです。

年明け15日にまた診察を受けてきます。
その時に杖生活から解放されるといいのですが、現状でも治療活動には問題ないので無理せず過ごしていきたいと考えています。

患者さんには本当にご迷惑ご心配をおかけしています。
おそらく完治すると思いますのでそれまでの間よろしくお願いします!

やまだ整骨院 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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