一人ひとりが得意技を持っているはず。

こんにちは。ロマンスカー乗車中のサイモン山田です。
今日は第6回フロリダ族セミナーの日です。新春一発目ね。楽しみです!

得意技、初心者こそが本質を突いている?

以前聞いた話です。
当時隆盛を極めていたK-1のチャンピオン、オランダのピーター・アーツ選手。
所属するのは「ドージョー・チャクリキ」ジム。
ジムにはアーツ選手の他、名選手も多数在籍する名門中の名門ジムなんです。

そのジムに通い出した、ある少年がいます。(Aクンとしておきます)
いわゆるキック初心者ね。

Aクンはジムに入ったばっかりで、まだローキックしか習ったことがありません。
だからそれしかできないんですね。でもメチャクチャ一生懸命。

少年の部が終わり、プロ選手が練習を始めたころ。
Aクンは居残りで一人黙々とサンドバッグを蹴っていました。
そこにアーツ選手も入ってきました。

そしてアーツ選手がサンドバックを蹴り始めたその時。
それを見ていたAクンは、
「おじさんあのさ、ローキックはもっと足をこうやって蹴らないとダメだよ!」

 

おいおいAクン!その人二十世紀最強の暴君!
っていうかピーター・アーツだよーーーーー!!!!!
ただのおじさんじゃないんだよーーーーー!!!!!
誰にそんなこと言ってんのーーーーー!!!!!

 

これ、ジムにいた全員が同じ想いだったと思います。
おいおい少年、それはさすがにマズイだろ!ってね。

実はこの少年、ピーター・アーツのことを知らなかったんですね。
だからそんなことが軽々しく言えたわけです。

これ例えて言うなら、どこかの「スマホ大好きな少年」が、今をときめく芸能人の短パン社長に、
「あのさ、インカメするならこの角度の方がいいんだよ!」
っていきなり言い出すようなもの。
だってもし短パン社長のこと知らなかったら、そんなこと軽く言えてしまうでしょ。

伝わってますか?(笑)

得意かどうかは誰かが決めるのではなく、自分で決める。

話は戻り、このAクンはローキックだけなら自信があるんですね。
というかローキックしか知らない。
だけどそれしかやっていないから、基本に忠実だしフォームもキレイです。
マジメに練習もしっかりやっている証拠でしょう。

さあ、それを言われたピーター・アーツ。どうするでしょうか。
無視することもできますよね。放っとけばいいやって。
それか「お前オレを誰だと思ってるんだ?」と諭すこともアリでしょうし。
何せその次代のスーパーヘビー級の最高峰の選手ですからね。

でもここが深いい話です。
アーツ選手はAクンに「そうか、じゃあ僕にローキックの蹴り方を教えてくれないか?」と優しく話しかけ、Aクンは得意気に教えだしたそうです。

Aクンが「こうじゃなくて、こう!」
と言っていたかどうかは定かではありませんが。。。

それを見た周囲の選手たちは、アーツ選手の心の広さに感服したって。
と同時に、最高峰の選手でもなお向上心を持つことと同時にや初心に戻ることの大切さを知った、そんなエピソード。
アーツ選手は、基本的な蹴り方がしっかりできているということは、この少年が「普段からしっかり練習している」ということも分かっていたんだと思います。

そして初心者でたった一つのことでも、自分が「得意だ!」「教えられる!」と思い行動すれば、教えることも伝えることも可能なんだってこと。

誰にでも得意なことはあるはず。本気で思ってますけどね。

011901このメンバー、一人ひとりにも思ってもいないような得意技があります。
ダンス、ゴルフ、サッカー、DJ、声優・・・・・。ホントに面白いメンバーだわ。
これは「第2回サイモン治療家道場」の懇親会の一コマです(笑)

みんなで得意技を探しだして、磨き続けられたらいいね!
ではまた!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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