「質より量」の時もあるけれど、何でも「一回の量」は適当にした方がいい。

こんばんは。サイモン山田です。
昨日の打ち合わせは無事にいきました。
そして、今日の打ち合わせも気持ちよくいきました。
ホントに周囲の皆さんのおかげです。ありがたいことです!

さて今日のテーマは、

やり過ぎ注意!

何事もいい意味での「適当」「いい加減」があります。
実は治療も同じなんです。

治療家は難しい患者さんを相手にした時、どうしても治療時間が長くなる傾向があるものです。
正直言うと、過去の自分はそうでした。
よくなっている実感がないから、自然と治療時間が長くなってしまうんです。
特に若手時代は、経験が少ないからそうなってしまうのかな・・・。

で、結局のところ治療効果は、長くやってもやらなくてもそんなには変わらない。
それどころか、身体をいじりすぎて逆効果なんてこともあります。

薬薬だって、たくさん飲んだからって効果があがるわけではないですよね。
「用法・用量を守って正しくお使い下さい」ってよく聞くフレーズですし。

「治療時間を長くすれば患者さんの満足度が高くなる」
と思っている治療家もたぶんいることでしょう。
実はここに落とし穴があって、多くの治療家は一度はハマったことがあるのではないでしょうか。

慰安目的の施術であれば、時間をかけてやることもいいとは思います。
ただしあくまで治療目的の場合は、長くしない方がいいと考えています。
(これは僕の持論です。考えが違う方もいていいと思います)

やり過ぎると、何がいけないのか?

治療の場合であれば、確実に患者さんの身体に負担がかかります。
また良くなったとしても、「好転反応」が起きやすくなります。
好転反応とは、カンタンに言えば「揉み返し」みたいなものです。

そして良くなっていても、何が効果的で良くなっているのか?
これが明確に分からなくなっていることもあります。

やり過ぎの例として、
① A+B+C+D+E=治療結果(やり過ぎ)
② A+B+D=治療結果(適量)
だと考えてみて、やり過ぎに気づかない人は、結果が思わしくなければまだ足していくはずです。
時間なのか、施術方法なのか、それは治療家次第で違うとは思いますが。

②が適量だとして、それに気づいている人は、②で結果が伴わなければ、
例えば「Bをやめて、Cを足してみる」とか、「組み合わせを変えること」を考えます。
つまり治療の総量は変わらないわけです。
もちろんコミュニケーションスキルなども要求されてきますけどね。
だからやり過ぎていいことなんてないんです

販促もそうだと思います。
繰り返し繰り返しやり続ける「量」は、200%必要です。
これは間違いないです。
「量」をこなした先に「質」に転化するものだからです。

ですが、一回でやる販促にボリュームを上げ過ぎたら?
何が良くて、何が悪いか。または何に反応しているのか、これが不明瞭になると思います。

だから「今回はこの販促!」と絞って考えて、それを繰り返すことが重要で、
やみくもにボリュームを上げたところで、販促の精度は上がらないです。

ちなみに僕は今現在、どの販促物を作るにしても、
「○○を伝えたい!」の「○○」が明確なので、いろいろ考え過ぎずに「○○」だけを伝えるような販促物を作っています。
だから販促物の精度は高くなっています。

まとめ

治療も薬も販促も、それぞれに「適量」があります。
それ以下だと効果が出なかったり、それ以上だとまたは反動で効果が下がったりしてしまうものです。

この適量を見極めるための方法は、たぶんありません(笑)。
方法があるとすれば、「失敗」を重ねて経験値を上げるしかないのかな、と。
あとは先達の意見を参考にすることくらいだと思います。
先達はたくさんの失敗を経験した上で、今のポジションを確立しているわけですから。

「腹八分目」とよく言いますが、これって何にでも当てはまるのかもしれません。
僕も満腹になるまで食べないように気をつけます・・・。

いつもお読み下さりありがとうございます。ではまた次回!

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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