正当化することは、その他を否定すること。

こんにちは。サイモン山田です。

読書の秋。
調子に乗って本を買い過ぎました。10冊以上も買ってしまった・・・。読めるかな?
ある方のオススメ本ばかりです。
はい、ハッピー薬店の橋本亨さんです。ブログはコチラから

さて今日のテーマは、

正当化することは、その他を否定すること。

僕のように身体に直接触れる仕事をしていると、多種多様なケースに出くわします。
そして、よく聞かれることと言えば、
「私のカラダ、何が原因で調子が悪いんでしょうか?」

これがスパッと分かれば、かなり楽チン。
でもカラダの調子なんて、一つの原因で悪くなるなんてことはほとんどありません。

あるとすれば、それはケガした時。
ケガはまず間違いなく原因がありますからね。

よく巷では「全ての原因は◯◯にある」とか「◯◯を治せば完治する」
そんなものがあふれかえっています。

僕の私見ですが断言します。そんなことはありません。
まあ身体を扱う人は分かっているはずです。
でもマーケティング的には、セールス的には、その方が売りになりますから。

でも気づかないのかしら?
それを言うには、その他を否定しなければ、言質として成立していないってことに。

全ての原因は◯◯にある?それホント?

僕も得意なことたくさんあります。

頭蓋骨2

僕の相棒です。彼で勉強しております。いつもありがとう!

骨盤調整、肩甲骨調整、頭蓋骨調整。
これらのパーツは一つずつ大切で、このパーツを連動させることで、カラダはうまく動き出します。
そしてテーピング。(最近は「テーピングの神様」と呼ばれてますから・・・笑)
テーピングもそれを補助したり、補強させたりすることで、さらに動きが向上します。

例えば、
「全ての原因は”骨盤”にある」としますよね。
もし全ての原因がそこにあるなら、他のことを否定しなければなりません。
これって治療家だけじゃなく、患者さんをも迷わせる言葉ですよね。

そして、
「◯◯療法で、全ての痛みは解消する」こんなのもありますよね。
ホントにそれだけでよくなるの???
先ほども書いたように◯◯療法を勧めるなら、他の療法を否定しなければなりません。

問題は「全て」という点なんです。僕はちょっと疑問ですけどね。

僕は他の療法や、他の先生、他の整骨院・整形外科を否定する気はありません。
反対に自分のことをことさらよく見せようとも思いません。
僕には「全て」を治したり、「全て」の原因がコレだ、なんて言えませんし。

もし一つだけ挙げるなら、全て「心」が関係している。
これだけは言えるのではないでしょうか?
関係しているだけで、全ての原因になっているわけではありませんけどね。

まとめ

今の世の中で「一つだけ」が原因や要素になって成立していることなんてありません。
例外なく、いろいろな原因が重なって出来上がったのが、今のカラダです。

これはビジネスにも言えることです。
たった一つの原因で売上が落ちたり、お客さんが離れるわけではありません。
必ず複数の要素が絡み合って、出来上がっているのが、今の経営状況です。

全ての原因は◯◯にある。
こう言い切れれば、それはそれで楽なのでしょうが、もしこれが否定されたらどうすれば?また新しいことを学ぶのかしら?
僕の業界ではそんなのが、出ては消え、出ては消えを繰り返しています。

患者さんの役に立ちたい、その一心でやっている治療家の先生もいます。
というより、ほとんどがそんなマジメな先生だと思っています。

一つだけにフォーカスし過ぎると、その他が見えなくなることがある。
その原因を追いすぎると、その他のことが見えなくなることがある。

いい意味でアバウトに、適当に、いい加減にやっていきましょう。
一つに絞るのは、自分にとっても相手にとってもキツいですからね。

いつもお読み下さりありがとうございます!ではまた次回!

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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