情報を出さないという選択肢、これで本当にいいのか?

こんにちは。サイモン山田です。

新幹線1今日は始発の新幹線で、一路神戸へ。めっちゃ眠い・・・。
まだ暗い時間に自宅を出るのって、何か不思議な感覚で好きです。

さて今日のブログは、

業界の闇はけっこう深いのかもしれない。

先日、ある方と話しました。
その方はいわゆる慢性的な腰痛持ちの方。僕も何度か治療をしています。
もちろん実費治療です。慢性ですからね。
でも遠方のためなかなか来院できていないんですね。
それで他の整骨院に行っているらしい。
そこの整骨院は・・・、って話してくれました。

抜粋すると、
・毎日来なさいって言われた
・電気を15分かけたら、あとは全身のマッサージ
・カーテンはなくて、ベッドが10台くらい並んでた
・慢性の腰痛でも保険で治療してくれてる
・若い先生が4人くらいいて、資格を取って3年の先生が院長先生

あのね・・・。マジであり得ない!(爆)

まだまだこんなところがあるんですね。
一回いくら支払っているかは聞くの忘れちゃった。
この状態で保険適用は本来ならばできません。ウチなら200%あり得ません。

現にその患者さんはウチでは保険外で実費を毎回支払っていますので。
マジであり得ない。

こんなだから「所詮、整骨院は、柔整師は、保険で治療して、電気かけてマッサージしてくれるところでしょ」って言われるんです。
この整骨院を見たら、そう言われても仕方ないでしょう。
だってその通りだもの。

でもウチを含め、保険の取り扱いに注意して、実費治療をしている柔整師もいるんです。
先日知り合った柔整師もそうでしたし。

僕がセミナーをする理由は、そんなところにもあります。
「保険治療の適正化」とまでは行かないけど、保険で取り扱えないものをきちんと「実費治療」に促し、なおかつそれでも「選ばれる治療家になる」ってことなんです。

「あそこは保険が使えて安くてマッサージしてくれるから」
こんな理由はもうダメなんです。本当にもうダメ。
実際問題、健康保険は使えないケースが多々ありますからね。

だからもっと柔整師自身が情報発信をしなくちゃ。ってこと。
患者さんは知らない人が多いです。
「どのケースだと健康保険が使えて、どのケースだと使えないのか」が。
これを柔整師が明確に伝えていなければ、患者さんには分かりません。
そもそも「整骨院と接骨院って何が違うの?」「整骨院と整体院って何が違うの?」って患者さんがほとんどです。

ウチの患者さんは、保険のことはかなりの割合で知っていますよ。
紹介してくれる人も、そのことを相手に伝えて紹介してくれますから。
来院していきなり「保険使えません」ってなったら嫌でしょ。

今、柔整師を取り巻く環境は本当に厳しくなっています。
保険制度も無くなりはしないでしょうが、もっと縮小するのは確実です。
介護保険の点数が引き下げになった今、次は間違いなく柔整の番です。
大きく見れば、医療より縮小しやすいですから。
それでも医療のパイの100分の1程度しかないですけどね。

積極的に情報開示しましょう。その上で選ばれる治療家になりましょう。
僕は本気でそう考えています。

でも何を選ぶにしてもその人次第です。僕は僕。人は人。
人も業界も変えられないです。自分が変わるだけですからね。

いつもありがとうございます!ではまた!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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