患者さんとお客さんと友達になるには?

こんにちは。今日も治療現場からサイモン山田です。

相手を知ることと、自分を出すこと。

僕の仕事である治療では「相手の状態を知ること」が何より大切。
そしてその状態から「その人はどこに行きたいのか?」を知ることがこれまた大切です。
最初の「相手の状態」が分からなければ、その先の道案内もできないわけですから。

だから僕は問診はけっこう大切に考えています。
相手の状態は分かった。(あくまで問診の段階でね)
そして治療開始。もちろん結果は出る。そりゃ治療家ですからそれは当然のこと。
で次回の治療の予約をして、来院してもらって。。。

このサイクルでは距離感は「先生と患者」でしかありません。
どうしてか?それは患者さんが治療家の「中身」を全く知らないからです。

だからと言って治療中に「僕はこんなで、あんなで、そんな感じなんですよ!」なんて話してたら間違いなく嫌がられます。
「この先生は自分のことしか話さないのね」って。
はい。恥ずかしながら僕がそうでしたので分かります(苦笑)

021601こうやってベッドに横になってみると「患者さんって治療中はどんなこと考えてるんだろう?」って思ってみたりします。僕にとっては休憩を兼ねた貴重な「考える時間」です。

だからブログ。だからお手紙。想いを込めて伝えること。

今来院してくれている患者さんは、僕のプライベートなことまでけっこう知っています。
家族構成、どんなスポーツをしてたのか、好きな食べ物やお酒が好きなこと、その他にも知ってくれていることがたくさんあります。
もちろん病気したことだって、ほとんどの患者さんが知っています。

それを知っているのと知らないのとでは、距離感って全く違うと思いませんか?
もちろん全てのことを明け透けに伝えればいいってことでもない。
中には伝えたくないことだってあるだろうし、そのあたりは個々判断すればいいわけで。

僕はブログで役立つことを書きたいと思い、役立つことを書き続けていました。
でも病気を境に変えたんです。

そう、「役立つ人より好きな人」に「共感する、される人」になりたいな、って。
これはフロリダ族でかっちゃんに教えてもらったことです。
そういえば個人コンサル募集してたっけ。詳細はかっちゃんのブログでどうぞ。

もうこれだけたくさんの治療院やお店がある中で、わざわざ「あなたを」選ぶ理由って何だろう?
それは治療技術でしょうか?商品でしょうか?人柄でしょうか?

役立つ治療院はた~くさんあります。僕より役立つ治療院、いっぱいあります。
でも僕は一人しかいない。そして患者さんもその人それぞれ一人しかいません。

だからその人を徹底的に診るし、僕のことも徹底的にお知らせしようと考えています。
それが自分だし、それが自分のやり方。そして治療家としてのあり方です。

実は患者さんとは友達にはなれません。僕の考えではね。
友達というよりは、一緒に目標を達成する「同士・仲間」みたいな感覚です。
患者さんが「どこに行きたいのか?」が分かれば、一緒にそこに向かっていくわけですから。
もしそこに友達的感覚が育まれたら最高ですよね。僕にとってはそんな感じです。

相手を知り、自分も知ってもらうこと。
こうやって治療院を運営していけたら、こりゃもう最高に楽しいですよ!
ではまた!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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