学びを経験に直結させる。机上と現場をつなげるたった一つの方法とは?

こんにちは。山田敬一です(@kei883)です。
文京区本駒込で開業して先日で12年を迎えました。
治療家として25年。治療&スポーツ現場最優先で活動中です。
早くスポーツ現場に出たい!そんな今日この頃です。

▲今年は神宮球場で応援できるのだろうか?それが気になって仕方ないです。コロナのバカーーーーー!

 

スポーツ現場は面白い

東京都の高校野球は東東京と西東京の優勝校が最後に激突する、そんな今までにない展開の夏になります。
コロナのせいで甲子園への道は閉ざされてしまいましたが、三年生にとっては最後の晴れの舞台にはもってこいのシチュエーションになったのでは?そうも思います。

しかしながらスポーツ現場にはまだ出られません。特に学校関連は慎重ですので、一応部外者のボクはなかなか現場に出るのが難しくなっているのが現状です。

よく同業者から「どうやったらスポーツの現場で施術ができるようになるのですか?」と聞かれます。
ボクがそもそもスポーツに「ガチで」関わるようになったのはプロ格闘技選手のコンディショニング調整を任されるようになってからです。当時自分自身がシュートボクシングのジムに通っていて、そのジムのプロ選手に関わるようになったのがキッカケです。

最終的には世界大会でのセコンドにもつかせてもらいました。両国国技館やさいたまスーパーアリーナ、有明コロシアム、横浜文化体育館、もちろん後楽園ホール。本当にいい経験をさせてもらいました。
あらためて宍戸さん、ありがとうございました。

スポーツの現場に関わりたい、そう思っている方はけっこう多いです。これは治療家だけではなくて、何らかの形でスポーツに関わる仕事がしたいと考えている方は多いです。

でも「誰でも」「今すぐに」関われる現場ではありません。相手も自分の競技生活がかかっていますし、こちらの技量が伴っているかどうかもありますしね。
ボクの場合は「その時点で技量が伴っていた」そして「選手が必要としてくれた」から成り立っていたに過ぎません。
あとは運ですね。本当にそう思います。

この文章をお読みの方も、それぞれ違った状況でしょう。
学生さんもいるでしょうし、卒業後間もない方、まだ雇われている状態の方、開業されている方・・・。皆さん状況は違いますよね。でも「たったひとつだけ」共通して言えることがあります。それは「現場を経験しろ」という点です。

現場での経験をしていない人に何を言われてもボクは全く興味がありません。現場とは、机の上では計り知れないことがたくさんあります。施術の現場、学生スポーツの現場、プロスポーツ選手の現場、応急処置の現場、それぞれに学べることが山ほどあります。

 

学びと経験は違う

今はこの業界にも、いわゆるマーケティング的な要素が多く取り入れられています。それもまた大切な要素です。ボクも勉強していますし、取り組んでいる最中です。
その時に現場を経験している者がマーケティングを語るのと、現場の経験が浅い者がマーケティングを語るのと、あなたはどちらの言葉を選びますか?

ボクは施術でもその他のことでも経験値が高い人から学びたいし、それが全てだと言い切ってもいいとすら考えています。だからこそ「現場を経験しろ」なんです。

ハッキリ言ってしまえば経営術の理論的な要素は、そのジャンル書籍を20冊も読めばある程度のことは理解できると思います。しかしそれを現場に落とし込み実践し、経験し、実際の売上につなげていくのは「現場」です。

スポーツでのケアやコンディショニング、トレーニング、コーチングスキルなども理論的なことは書籍で十分学べます。
ではその学びを即実践し現場で使えるか?といえばそうではないことはなんとなく理解できると思います。それをごちゃ混ぜにして考えてしまう人がけっこう多いのです。
その学びを現場に落とし込み、実践し、経験し、選手に結果を残していくのはやはり「現場」でしかできないのです。

そして「経験のない者」に身体を預けるなど、トッププレイヤーは絶対にありません。
それは自分がもし「プロの競技者」だとしたら理解できるはずです。

プラスして患者さんも同じです。
経験のない者に大切な自分の身体を任せるなんてしたくないはずです。

経験のない、若輩者のボクを育ててくれた諸先輩方には感謝しています。
めっちゃ厳しかったので、あの頃には二度と戻りたくはありませんが・・・。

 

スポーツ選手に縁がない理由

前述もしましたが「私の整骨院には、スポーツの患者さんが少なくて、なかなか施術経験が積めないのですが、どうすれば経験が積めるでしょうか?」これはテーピング講習の際でも何度も聞かれています。
雇われている人にも、治療院経営者にも同じことを聞かれました。

確かにスポーツの患者さんの来院数が少なければ、施術におけるスポーツ外傷や、コンディショニング調整の経験は積みにくいです。

これは当たり前と言えば当たり前です。ではどうすれば経験が積めるようになるのか?

ボクの答えは「自分の足でスポーツの現場に行きなさい」です。

待っていてもスポーツの患者さんはやってきません。そしてもし同じエリアにスポーツ外傷に長けている施術者がいたら、間違いなくそちらに患者さんは行くことでしょう。

だから自分の足でスポーツの現場に行く。
例えば、ママさんバレー。たくさんのチームが、各地域の体育館などでプレーし、日曜日や祝日は試合もしています。そこに自分から行きましょう。
(もちろん今はコロナの影響で活動はしていないと思いますが)

そして責任者にお願いしましょう。「私は柔道整復師で◯◯で整骨院をしています。今日は会場で見学させてもらいながら、もしケガ人などが出たら応急処置をさせてもらえませんか?」と。多分にゲリラ的な部分もあります。断られることだってあります。でもけっこうあっさりOKしてくれることが多かったです。
相手側もケガなどの応急処置の際にいてもらってもいいと思ってくれるようです。

ボク場合はそうやって『自分の足で』現場を経験してきました。
実はこれを20代の前半は何度もやっていました。誰に言われたのでもなく、単純にスポーツ外傷が見たかったからです。
(もちろんケガを望んでいたわけではありませんが、かなり自分のスキルアップにつながりました)

もちろん経験が浅いですからうまく対応できないこともありましたし、衛生材料が足りなくて困ったこともありますし、待たせてしまい文句を言われたこともあります。
でもこのスポーツ現場経験がテーピングの技術向上につながったのは間違いありません。

学びを経験に直結させるには?机上と現場をつなげるたった一つの方法とは?
この答えは「自分の足で現場に行け」です。結局コレしかありません。

 

最後にお金の話

付け加えると「ほぼ無償」でやっていました。ほぼ無償、というのは少しお小遣いを下さる現場もありましたし、ドリンクなどの差し入れもいただきました。
要するに「お金目的でやっていない」ということです。あくまで「経験を積む」のが目的ですから。

でもね。今のボクはガチのアスリートを相手に施術をしています。
20代の時にお世話になったスポーツ現場のママさんや、スポーツ選手の方々。今はボクの患者さんです。皆さん一回5000円以上の施術を受けて下さっています。

待っていてもスポーツの患者さんはやってきませんし経験が積めることもありません。
それで嘆いているくらいならダメでもともとの気持ちで、自分でスポーツの現場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
その現場で学べることはたくさんあります。勉強の宝庫のようなものです。どんどん積極的にスポーツの現場を経験しましょう。

そして。
学校の勉強は役に立っていないという話もよく耳にします。実際にボクもそうだと思います。
よく考えてみて下さい。学校は机の上で学ぶ場所です。理論理屈を身につける場所です。
その学びや理論が現場で役に立つかどうかはまた別の話です。役に立つかどうかを決めるのは「現場での経験」です。結果的に現場が学びになり、学びは現場にあるのです。

だから現場に出ましょ。スポーツ現場はいいですよ。
最高にエキサイティングで、最高にドラマティックですから。
早くボクもスポーツ現場に出られることを祈っています。

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

ボクの想いに共感していただけた方、また高品質のプロテインを探している方、ぜひぜひ下のショッピングサイトをチェックして下さい。できれば買って下さい(笑)
これからテーピングもコチラで買えるようにしていきますよ!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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