経営者にとっては「忘れられること」これが一番怖い。

こんにちは。山田敬一です(@kei883)です。
文京区本駒込で開業して先日で12年を迎えました。
治療家として25年。治療&スポーツ現場最優先で活動中です。
早くスポーツ現場に出たい!そんな今日この頃です。

 

▲だいぶ暑くなってきました。マスク熱中症が本当に心配ですね。人が少ない場所では積極的に外しましょう。

 

補償より欲しいこと

コロナ禍の中で緊急事態宣言が発令されていましたが、結局最後まで整骨院業務には休業要請がかかりませんでした。もちろん施術活動は止めませんでした。
休業要請がかかったら即休業を覚悟していましたが、一応「医療業種」として認められているんですかね?

その割には「特別給付」的なものは一切関係なさそうです。
最初から期待はしていないので気にもならないのですが。

もし休業したとして、金銭的に「持続化給付金」として補償されます。
金額の大小ではなく補償の対象にはなりますよね。これは間違いなくありがたいことです。
経営的な部分もそうですが、自身の生活を考えても金銭が手元になければ、あっという間に立ち行かなくなりますから。

しかしながら個人的に欲しいのは「人」の補償です。「スタッフ」ではなく「お客さん」の補償です。
分かりにくいかもしれませんが「来店者数」がほしいのです。

金銭は一時しのぎでもどうにかなる部分はあります。
内部留保もそうですが借り入れも含め、なんとかできる部分は多いです。

でも再開後、お客さんが来なくなったら?これはどうにもならない問題ですよね。
だからボクは個人的には補償より人がほしい。そう思うのです。
無理な話ではありますが、お客さんが来なければ売上になりませんからね。

 

本当に休業すればよかったのか?

あくまで自分の仕事(整骨院業務)を例に出します。

休業要請がかかりどうしようもない場合は別ですが「給付金をもらうためにあえて売り上げを50%以下に落とす」、そのような話を耳にしました。
ボクの考えにはありませんでしたがそう考える人もいるのでしょう。

するとどうなるのか?
あくまでボクの予想です。

たしかに給付金は受け取れ、金銭的な部分においては一息つけるかもしれません。
しかし休業したせいで他の治療院に患者さんが通院しはじめ、しかもそれなりに満足し、納得して他の治療院を選び続けたとしたら?

治療院を再開した時に患者さんが戻ってくるかどうか、これは微妙だと言わざるを得ませんし、むしろ戻ってこないと考えた方がいいと思います。

繰り返しますが国家資格持ちの治療院業種には休業要請が出ませんでした。
緊急事態宣言発令に合わせ、感染防止の観点から自主休業した場合でもボクは疑問に思っていることがあります。

それは「5月6日まで休業し7日から再開した治療院が多かった」ことです。

休業当初の大義名分は「スタッフ並びに患者さんに対する感染防止のため」これです。
もちろん休業すれば感染防止になるのは間違いありません。
だとするならば7日から再開する「大義名分」は何になるのでしょうか。

そして前述した給付金の件も合わせて考えてみると?
ここにも「患者さんのため」という大義は存在しません。

そんな治療院に患者さんは果たして戻ってくるのだろうか?

 

何のために治療活動をしているのか。

コロナが蔓延し始め、ボクの院も少しずつ患者さんが減少しました。
売り上げももちろん下がりました。当然ヒマにもなりました。
この期間、かなりの時間を要して考えていたことがあります。

それは「何のためにこの仕事をしているのだろう」です。

この仕事を志した時は「自分がケガをした時に施してもらったように、患者さんに施術で貢献したい」そのように考え、志したのは今でも鮮明に記憶しています。
そして「師匠のようになって患者さんに喜ばれたい」その一心で突き進んできました。

やがて家族ができ、自分の院を持ち、経営的なことも考えなくてはならなくなり、そしてこのコロナ禍になり、時間だけは強制的にできてしまいました。

「オレはなんでこの仕事をしているのか?」本当に真剣に考えました。

柔道整復師になって約25年が経過します。
このタイミングになってハッキリしたことがあります。

それが「使命感」です。

ボクはこの仕事が好きです。それもありますがハッキリと「自分の技術や知識、経験を『自分の患者さん』に対して貢献すること」がこの仕事をしている意味なんだ、使命感なんだと認識しました。

考え方は人それぞれです。
あくまで経営的な側面から業界に参入している企業も人もいるでしょう。
それはそれで構いませんし、その治療院を選ぶのも人ですから何も否定する要素はありません。

ただし少しでも志を高くこの業界に入ったのだとしたら、コロナ禍の今だからこそ今一度「初心」や「何のために」を考えてもいいのではないでしょうか?

 

忘れられたら終わり

スポーツもまったく動いていません。
夏の甲子園が中止になり、プロ野球は6月19日に再開が決まり、サッカーJ1は7月4日に無観客試合で再開予定です。きっとファンやサポーターは待ちに待っていることでしょう。

ですがこれら日本のメジャースポーツはマスコミや各種媒体に取り上げられているから「忘れられていない」のです。もしなんの報道もなかったら「忘れられて」興味が湧かなくなってしまったファンも出てくると思います。

ボクたち経営者も同じことが言えます。
他の治療院に流れてしまったり、あるいはセルフケアができていたり、またはスポーツから離れて症状が勝手に改善していたり。もう「元の治療院」へ行かなくなる、「自分の治療院が忘れ去られている」ケースは間違いなく出てきます。

その時、忘れられないように普段から情報を発信しているか?
または、積極的にSNSなどで交流しているか?
そして、自分の治療に対する考え方やあり方を伝えているか?

要するに「軸」があるかどうか。
その軸に患者さんは信頼を寄せ、来院してくれるのだと思います。

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

ボクの想いに共感していただけた方、また高品質のプロテインを探している方、ぜひぜひ下のショッピングサイトをチェックして下さい。できれば買って下さい(笑)
これからテーピングもコチラで買えるようにしていきますよ!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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