トレーニングは大切。でもその前に必要なこととは?

北京冬季五輪も折り返しです。
選手の活躍、すばらしい!
メダルがどうこうって騒ぎすぎじゃない?

 

そのトレーニングできる?

ダイエットでも、スポーツでも、QOL向上でも、トレーニングの必要性が取り沙汰されて久しいです。
今ではSNS経由でもたくさんの情報が得られますし、YouTubeでも多くのトレーニング動画がアップされています。
たしかにトレーニングの必要性に対してはほぼ異論はありません。筋力がしっかりしていたほうが良いのは言うまでもないことですから。

ただ自分が整骨院を運営し、たくさんのアスリートに関わっていると疑問に思うこともあります。
それは「そもそも適切にトレーニングができる体になっているの?」です。
トップレベルのアスリートでも動ける体になっていない、そんなケースは多いものです。

「この競技にはこんなトレーニングがオススメですよ」、それはいいんですが、そのトレーニングが『適切に』できるかどうかは、SNSやYouTubeで情報収集をしている人には分かりません。

適切にトレーニングできなければ、求める結果は得られにくいのはおろか、ケガや故障につながることすらあります。SNSやYouTubeの特性上、文脈の一部が切り取られて伝わっている可能性もあります。
受け取り手の問題もあるでしょうし、投稿している人も文脈の一部しか伝わっていないのは本意ではない場合もあることでしょうね。これはけっこう難しい問題のように思います。

▲ボクは「コンディショニングを整える」「動ける体を作る」のが役割。トレーニングはその体を作ってからじゃないとうまくいかないと思っています。
実際に青学女子バレー部もそのように取り組み、ケガや故障が大幅に減っていますし、選手の能力向上につながっています。

 

本当にそのトレーニングは必要?

もちろんトレーニングは必要不可欠です。これにはまったく異論はありません。
繰り返しになりますが、そもそもそのトレーニングが適切にできる体なのかどうか?がまず考えるべき点です

股関節の可動域が〜、肩甲骨の柔軟性が〜、だからこのトレーニングで〜、などなど言われることがあります。自分の体をよく理解していない人ほど情報を鵜呑みにする傾向があり、トレーニングしていても求める結果につながっていないのはよく見られることです。

SNSやYouTubeでの情報収集、そしてトレーニング。これが悪いわけではありません。
仮にパーソナルトレーニングを受けていたとしても「適切に動ける体なのかどうか」が問題です。

もし動けていない状態なのであれば、先に体が動く状態を作ることが大切です。
つまりトレーニング以外で「コンディショニングを整えること」が先にやることです。

コンディショニングが整っていれば、そのトレーニング自体が必要ではない場合もあります。
つまり動けない、結果が残せないのは「トレーニングが不足していて力が発揮できない」のではなく、そもそも「動ける体になっていない」ことは、今までの現場経験でよく目にしています。

 

トレーニングは必要なのだけれど

そこで取り入れてほしいのは、自分の体を任せられる人を作る、です。チームにトレーナーがいる場合は基本的にその人に任せればいいと思います。
チームに帯同している、雇用関係にあるならば実力はあると認識して差し支えないはずです。
個人競技や学生アスリートの場合は、自分で「人」を探しましょう。できれば仲間などに紹介してもらえたら一番でしょう。

そこで動ける体にしてもらい、常日頃から定点観測をしてもらいます。その上でできることとできないことを認識し、トレーニングに励んでいけばいいのです。

トレーニングは間違いなく必要です。
ですが「動ける、動かせられる体」になっていることがまず先です。

素人レベルなら「まずやってみよう」でいいかもしれませんが、その競技で結果を残したいのであれば、トレーニングとコンディショニングはセットです。車の両輪のようなものです。

今ちょうど2022北京冬季五輪の真っ只中。
結果が出ている選手、出ていない選手、そもそもあの舞台に立っていること自体が素晴らしい。
ケガなく、自分の実力を発揮してほしいです。

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

やまだ整骨院のLINE公式アカウントを始めました。
予約が混み合いやすい平日夕方や土曜日など、キャンセルが出た場合にお知らせします。先日は土曜日のキャンセルが出たために発信しましたが、即予約の連絡をいただきました。皆さんに喜んでいただけているようです。
合わせて健康情報やお得な情報なども発信していく予定です。
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YouTubeでテーピングや体操の動画をアップしています。

自分で考えたオリジナルの貼り方などを分かりやすく動画にしています。
患者さんも観て貼っていますし、アスリートにも大変好評です。
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オンラインショップ作りました。
ボクの想いに共感していただけた方、また高品質のプロテインを探している方、ぜひぜひ下のショッピングサイトをチェックして下さい。できれば買って下さい(笑)最近はプロのアスリートからの発注も増えてきました。
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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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