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症状を追うと症状が取れなくなる。治療家も患者も同じこと。

その症状はどこから来ているのか?
骨?筋肉?それって本当にそうなの?
楽になるならどっちでもいいんじゃない?

経験者が陥るワナがある。

臨床経験が長ければ「経験・体験的な法則」ってあります。
いい意味での治療家あるあるです。

もちろんその法則に当てはまらない場合もあります。
そうすると症状に対して悩みますし、格段に改善率は悪くなります。

これは患者さん側でも同じことです。
痛みが出た経験がある人は早合点しがちです。

これは大丈夫とか、これは病院に行こうとか。
病院でレントゲンなどで画像診断してもらえば、それが双方にとって判断材料にもなります。

症状を追えば追うほど、症状は取りにくくなります。
それは自分のやり方に「執着」している状態だからです。
これが経験者が陥るワナです。

治療家は基本的に解剖学、つまり骨や筋肉などから症状を考えます。
※あくまで基本的にってことですよ。異論反論あるでしょうけど。

それが経験則での「やり方」になっています。
だからこれで症状が取れないと、表面的なやり方を変えるなどでしか対処できません。
でもこれだとその症状は大して変わりません。

だからドラスティックに変更できるくらいの柔軟性がほしいです。
骨や筋肉をある意味無視できるくらいの変化も必要なんです。

▲ボクが持っている書籍の中でもこのあたりは面白いですよ。骨や筋肉だけではない「その先」が記されています。この手の書籍、どれだけ持っているんだろうか???数えたことはないけどね。

自分から変わらないと相手も変わらない。

患者さんにも同様のことが言えます。
画像診断、特にレントゲンで見つかるのは基本的には骨の症状です。
それ以外の症状は見つかりません。

CTやMRIなら?他の症状も見つかる可能性はあります。
でもこれが「痛みの原因ではない」ことだってあるんです。
だから「皮膚」「感情」「心理」などにフォーカスする必要があります。

ただし治療家がその考え方を認めること。
骨や筋肉、画像診断から判断できないこともあると受け止めること。

患者さん側はそれが理解できません。
それが当たり前です。
画像診断もされていて、ドクターから「これが原因です」と言われたら疑いようがないですから。

治療家が画像診断以外が原因になっている、症状にはそんなこともある、それを認めずして患者さんに理解してもらえることはありません。
世の中には目に見えないことの方が多い、これも理解しておきたいところです。

手技療法を中心に行っている治療家が、画像診断を元に、つまりドクターの診断を元にしただけの症状を、骨や筋肉を中心に考えていったっておのずと限界がきます。

よく分からないけど、何故か良くなっちゃった。
そんな経験がある治療家は多いと思います。

①理由が分からずに良くなることがある。
②理由が分からずに良くならないことがある。
③理由が分かっていて良くなることがある。
④理由が分かっていて良くならないことがある。

ベストは③です。最高です。
④は最悪だけど対策の立てようはあります。

①②は骨や筋肉などで判断できないことだと思うんです。
だからそれ以外の目に見えない現象を認めることから始める必要があります。

症状を取る、これを追い続ける限り認められない。
自分のやり方に執着し、骨や筋肉から離れる思考を持てないとキツイです。

これは患者さんも同じことです。
なんで良くならない?と考えすぎる前に、自分の気持ちや考え方に目を向けることも大切なんですよ。

「まあそんなこともあるよね」といい意味で諦めること。
そして違うことにフォーカスしない限り、治療家も患者さんもツライんじゃないかな。

 

これも全て経験則です。
だからこの考え方が全てだとは言いません。
でもボクはこれで改善率が上がっているんだから間違いではない。
そう考えています。

やまだ整骨院 院長 山田敬一

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
以後、プロ格闘技選手や学生スポーツ選手のコンディショニング調整に関わりつつ、治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中です。
治療家向け&エステサロン・理美容院向けの施術技術講習、イメージトレーニングなどのメンタル講習などの講師も務めています。

スポーツ歴は中高生時バスケ、その後に柔道と格闘技(キックボクシング)を各3年ずつ、34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツはできないけど、身体とメンタルの両面を診ながら、目標達成へと導くことをサポートしています。

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