燃え尽き症候群はスポーツだけではない。

こんにちは。サイモン山田です。
少し前の話になりますが、高校野球も大阪桐蔭の優勝で幕を閉じました。
最近涼しいせいもあり、もうすぐ秋って感じがします。

燃え尽き症候群はスポーツだけではない。

強豪校ならずとも高校までは本気で甲子園を目指す学生は多いです。
そのほとんどの学生たちが、小学生から野球をやっていて、中学に上がりそして高校生になります。
中にはリトルリーグでプレーする子供もいますよね。

高校野球今年の夏の高校野球も熱かった!
大逆転勝利やら、奇跡的なサヨナラ勝利やら・・・。
帝京が出られなかったのは残念でしたが、勝った二松学舎大付属が野球大好きな患者さんの出身校だったことが分かり、結果的に東東京代表を応援していました。

どのスポーツでも共通してはいますが、特に野球は有望な子供が中学に入って突然野球をやめてしまったり、高校に上がってもプレーに身が入らなくなってしまうのを、たびたび目にしてきました。
いわゆる燃え尽き症候群ですバーンアウト症候群とも言います。

もともとスポーツ選手に多いのですが、世界的にはテニスプレーヤーとか、プロゴルファーで若くして大成してしまった後に陥ることが多いです。
しかしこれが最近は違うところで見受けられるような気がするんです。
それが「受験」

なぜ受験で燃え尽きてしまうのか?

目指している志望校に合格したところまでは素晴らしいです。そしていざ入学。
なのに、燃え尽き症候群のように、入学後の勉強に身が入らない・・・。

僕の仮説ですが、一つは「目標設定ができていないから」
もう一つは「未来に対しての不透明感」だと思うのです。

目標設定に関して言えば、まずは志望校合格が大目標だったのですから、ひとまずは目標達成しています。
志望校合格はとても分かりやすい目標ですからね。それはそれで素晴らしいことです。

でも入学した後に向かっていく目標がないと「なぜ勉強しなければならないのか?」
「因数分解なんて社会に出たら必要ないのに!」なんてことになります。
(確かに必要ない勉強もあるような気はしますけど・・・)

大人になってから勉強が面白くなるのは、理由はここにあるでしょう。
売上なり利益なり、出世なり昇格なり、目標があるから勉強するのが面白いんです。

もう一つが厄介で「自分の未来に対して明るく考えられないんじゃないか?」そう思えるのです。
日本が抱える莫大な借金、少子高齢化問題、対外政策、エネルギー問題、災害対策…。
明るいニュースが聞こえてきません。特にマスメディアはくらいニュースばっかり放送してくれますから。
「こんな状態じゃ勉強しても意味がないんじゃないか?」と思われても仕方ないのかもしれません。

今時の若い者は!って言いますけど(まとめとして)

その若い者が活躍するフィールドを整えておくのが、我々大人の役割だと感じています。
今の閉塞感や不透明感を作ったのは、我々大人なんですよね。
燃え尽き症候群の一つの要因、それは間違いなく僕たち大人にあると思うんです。
だから少しでも若い人が未来に希望を持てるようにしたい。

とはいえ、僕ができることと言えば、今は来院してくれる若い人たちに対して伝えていくくらいです。
中学生の部活指導で学生に話すことくらいです。
でもね、その一歩一歩コツコツやることしかできないし、その中で一人でも多くの人に気づきが与えられたら、と思います。
そんな伝えられる現場を与えてもらっていること自体、僕は幸せ者ですね。

余談ですが・・・
燃え尽きるまで情熱を注げるのは、とても素晴らしいことです。
燃え尽きた後に、また新たに情熱を注げる「何か」を見出せるかどうか。
若い人たちにはそれをどうやって考えるのか?これが一番必要なのかもしれませんね。
40歳の大人のつぶやきでした(笑)。

いつもお読み下さりありがとうございます!ではまた次回!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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