労働集約型の仕事って本当にダメなのかな?

稼ぎ方を考えることも大切。
もっと大切なのはどうありたいのか。
人はいずれ死ぬんだから。

労働集約型でも好きならいいじゃない。

治療家の仕事。
それは労働集約型の最たるものかもしれません。

自分が、あるいはスタッフが手を動かし、頭を働かせ、心を込めて、治療し症状を改善していく。
人が介さないと成り立ちません。

もちろん医療機器類なども進化しています。
それらに手助けしてもらうこともありますが、結局は人が医療機器をセッティングしなければなりません。

一人治療院ならそれらを全てこなすことになります。
スタッフがいるとしても、そのスタッフが何らかの形で抜けてしまったら大変な事態に陥ってしまうことは想像に難くないでしょう。

だからこのままじゃいけない。
何とか違う収入源を探し、知識集約型モデルも取り入れないと・・・
柱を何本か立てて、安定的な収入を得られるようにしたい・・・。
なんてことをボクも思ったりしているのは事実です。

思うけどね。
結局それって何のためにやるのかといえば、お金のため。

お金が悪いわけではありません。念のため。
それって「誰を喜ばせようとしてるの?」ってこと。
それをやって「誰が喜ぶのか想像できるの?」ってことです。

労働集約型なら自分が動かなければ稼げない。
これはこれで事実です。

でも自分の知識を集約して仕事にしたって、結局は自分が死んだらお金にはならないんでしょ?
それってそこまでしてやることなのかな、なんてアマノジャクなボクは思ったりするわけです。

自分も治療家の仕事と並行してテーピングを伝えたり販売したりしてるのにね。
本当に矛盾した話なんですけど。

▲整骨院をオープンして10年。治療家になって24年。これからどうなっていくんだろうね、この業界もボクも。

 

やりがいを求めて

人間なんて際限なく欲がある生き物です。
もし何かを達成したら、また次の欲が顔を出します。

そして最後は死んでいきます。
否応なしにあの世に呼ばれるんです。

これからの時代10年後はおろか、3年後ですらも予測できません。
時代の進化・変化は止まらないし、ボクなんてそれらを知ることだけでもで精一杯。

その時の稼ぎ方?
全然想像もできません。

お金を持っていても治療家は辞めないと思うし。
労働集約型を辞めないと思います。

ハッキリ言って経営者の思考ではありません。
ただの職人気質タップリの人間です。

新しいことや時代の流れに逆らっているわけでもない。
知識の吸収を拒否し、行動を否定しているわけでもない。

それはそれで学ぶし、行動はし続けます。
ただ「軸足どこにあるのか」が大切なんだよね。

労働集約型で動いている治療家や身体関連の仕事に従事している人たち。
やけにそれを拒否してない?

自分が動かなきゃお金にならない?
そんなのは何の仕事をしていてもそう。

それよりもやりたいことをやることの方が大事。
やりがいを求めて行動していた方がいいに決まってます。
家族も周囲もあなたが充実して生きてくれていた方がいいんだから。

 

好きなこと・得意なこと・そしてやりがいへ

ボクが3年前に死にかけた時、病室で妻に言われたこと。
「本当に死ななくてよかった」と。
そして「お金がなくても何とかなるから」と。

ボクはもしかしたらお金を追いかけて仕事をしていたのかもしれない。
ふと頭をよぎりました。

そんなことは考えていないつもりでも妻にはお見通しだったのでしょう。
実際にはお金では相当苦労をかけてきていますからね。

でもそれで命を落としかけているようじゃ話にならない。
お金以外でも妻に子供に迷惑をかけてしまいました。

お金は大切です。
間違いなく大切です。

だけど限りある命です。
お金を中心に考えるのはもういいかな。

好きなこと・得意なこと・やりがい。
これがうまくミックスされた部分があればいい。

この3つが見つかれば勝手にお金はついてくるんじゃないかな。
最近は特にそう思っています。

お金は求めれば求めるほど逃げていく。。。
経験上そうなんだよね、不思議と。

自分がやりたいようにやった方がいい。

患者さん、アスリート、部活の学生さん。
受講生のみんな、仲間、友達、そして家族。
自分の周囲を喜ばせることが先決です。
その方が充実して生きていられるからね。

労働集約型の仕事をしていながらそんなことを考えていました。

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

メルマガはじめました!

まず最初に「全5回のメール講座」からどうぞ。
パフォーマンスアップの考え方を中心に全5回のメール講座にしました。
動画もリンクしていますよ。
治療現場発「テーピングで身体の能力を上げる5つのコツ」 

次に週一回のメルマガ。
ボクが治療現場やスポーツの現場で培ってきたこと。
これを中心にテーピングの面白さをお伝えします。
かなりマニアックですが、読めばテーピングが理解できます。
治療現場発「1からテーピングが理解できるメルマガ」

 

The following two tabs change content below.
山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket