治療の方向性はからどうやって決める?ボクの考え方。

こんにちは。日曜日の朝、サイモン山田です。
今朝は梅雨の晴れ間。清々しい天気だな〜。

質問の答えが明確なら治療が簡単になる。

毎日毎日ドンヨリした天気が続いています。
こうなると体調にもかなり影響を及ぼしますね。
患者さんでも急な痛みに悩まされている人が結構いますから。

もともと痛みは患者さんの主観によるところが大きいです。
ボクが見て触って悪いと思った部分でも、本人は痛くないというケースは多々あります。
その反対も然り。ボクから見て悪いと思わなくても本人は痛みを訴えたりします。

そこで質問が必要になります。
どうすると痛いのか。何をすると痛いのか。何がしたいのか。
何時まで休めるのか。いつまでに何をしたいのか。

この辺の質問をしてそれが明確になれば治療の方向性はおのずと決まってきます。

0052201▲包帯固定もただ固定するだけじゃダメ。
何を目的にするのかを「質問から」明確にしないと。

何も質問しない、聞かないで治療するのは治療ではない。

ボクらが求められているのは治療方法ではありません。
治療を通じて良くなったあとどうしたいのかが求められているんです。
治すことがボクら治療家の仕事ではなく、その人がどう動けるのかをサポートするのが治療家の仕事だと思っています。
そう考えると患者さんに質問せずして治療はできないそう思うのですが。

患者さんの訴えに耳を傾けつつその訴えに対して何をどう質問するのか。
それが的確にできるようになれば治療の精度は上がります。

もちろん治療技術は必要不可欠です。
その上でコミュニケーション能力「いわゆる質問→聞き出す→答える」この一連の流れが重要になります。

実はこれってセンスのある治療家さんなら勝手にできている事でもあります。
でもボクは不器用なのでそれができませんでした。
そんなボクだからこそ言えることでもあるんだけど、何か複雑な気持ち(苦笑)

この「質問→聞き出す→答える」の中から的確な治療期間や今後の方向性を伝えること。
そして決して無理に売り込む事なく通院期間を提示すること。
そうやって真摯に向き合うことこれが本当の意味で治療だと考えています。

天才肌、センスのある治療家は「何言ってるの?」って思うかも。
でもそうでないなら、もっと「質問」を意識した方がいいんじゃないかな?

ボクはセンスない側だったので、治療はおしゃべりが中心です(笑)
ではまた!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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