「◯◯専門」と言うほど怪しく思える、我が業界の話

専門家って響きはいいですね。
でも自分で◯◯専門家と名乗る人ほど怪しい。
自分の業界だと個人的にそう思います。

 

◯◯専門はだいたいウソ?

「専門」とネット検索してみると「①限られた学問、②もっぱら関心を向けている事柄」とあります。

自分の業界の場合はもっぱら②になるでしょうね。
最近自宅の近くにできた整体院は「産後治療専門」みたいなことがチラシに書いてありましたが、チラシの中身をよくよく見てみると「何でもやります。ご相談ください」って書いてありました(笑)。
こうなると専門って書いてあればあるほど怪しく感じますね。

だから僕からすれば◯◯専門って謳うのはだいたいウソだと思っています。

もし自分が「専門」を名乗るとすれば【アスリート専門】と名乗るのかしら?
たくさんのアスリートが来院しているのは事実ですが、別にアスリートだけを診るわけでもないし、まったくもって専門ではないわけです。

むしろ僕は専門ではなく「総合」でいたい。ある程度オールラウンドで診ることができて、その中で得意ジャンル、そして得意技を持っていることが大事だと考えています。

 

交通事故専門治療院のナゾ

少し前に「交通事故専門治療院」と名乗る治療院が急増したことがあります。
そんな「専門」なんてあるわけないんですけど、それが分からない一般の人にとっては専門って響きは信用するきっかけにはなります。

なぜこのような交通事故専門なんて言葉が流行ったかといえば、簡単に書くと「儲かるから」です。
交通事故の場合、被害者が治療院にかかる時に基本的に一切治療費はかかりません。被害者・加害者の過失割合で変化はしますが、基本的に治療費は保険会社が負担します。

この時の治療費が一般の健康保険適用の治療費よりかなり高額になります。
だから被害に遭った患者さんに来院を促し、来院回数が多くなればなるほど、そして交通事故の患者数が多くなればなるほど儲かる、そういったことで交通事故専門治療が流行りました。

そして交通事故専門を名乗る院、ここ最近はだいぶ減りました。

そらそうよ・・・(岡田監督風に読みましょう笑)

この業界にいればおかしいのはわかりますからね。一般の方には伝わっていないですけどね。

よくよく考えてみると、本来ならば治療業界における◯◯専門とは、その専門分野の臨床経験が豊富で、なおかつ治療成績が良い。だから専門が名乗れるのだと思うのですが。。。おかしな業界です。

ここまで書いてきて、自分があまり儲からない理由にも気づいてしまうのが厄介です(苦笑)。もっとうまくやればいいのにね、と思いつつ治療においてはウソっぽいのは嫌いなもので。
このように交通事故専門だけではなく、この業界は美容専門とか腰痛専門とか、◯◯専門はけっこう多いのです。

ウソ、とまではいかなくてもグレーゾーンでPRすれば、一般の方には「ささる」のかもしれません。
でもなんかおかしい。だからしたくない。それだけです。

▲やまだ整骨院の看板はとってもシンプルです。屋号と電話番号しか書いていません。その他細かいことは文章にして丁寧に伝えることを心がけています。

 

言葉の使い方を考える

マーケティング的に言えば「◯◯専門」は有効だと言えます。
実際にそれで儲かっている院があるわけですし、特段ルール違反を犯しているわけでもありませんし、なんら問題はないと言えます。だから批判はしません。自分の考え方を書いているに過ぎません。

言葉の使い方とは大げさに言えば経営者の「思想・考え方」です。

PRや広告であったとしてもそれは「言葉」が使われます。その時に、
・どんな言葉を選ぶのか
・どんな言葉を使うのか
・どんな言葉で伝えるのか
その上で「どんな言葉に反応し、どう行動してほしいのか」を言葉から考えています。

つまりそれが「思想・考え方」です。ここではあくまでマーケティングとは離して考えています。
僕は「誰でもいいので来院してもらえればそれで良し」とは考えていません。

Webサイト、できればブログなどを見て僕の考え方を理解して下さった方に来院してもらいたい。
治る・治らないはもちろん大切ですが「この人なら任せても大丈夫そうだな」と思ってもらえ、そしてその先に来院してもらえたらありがたいです。
それはアスリートでも一般の方でも同じことです。いくら華々しい結果を残しているアスリートが来院してくれたとしても、考え方を理解してもらえないのだとしたらいい治療はできないだろうな。

ウチでも、ウチじゃないとしても治療院を選ぶ際の参考になれば幸いです。

やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

やまだ整骨院のLINE公式アカウントを始めました。
このLINEから予約することができます。希望の日時をお伝え下されば、予約可能かどうか山田と「一対一でやり取り」します。
また予約が混み合いやすい平日夕方や土曜日など、キャンセルが出た場合は一斉通知にてお知らせします。
先日は土曜日のキャンセルが出たために発信しましたが、即予約の連絡をいただきました。皆さんに喜んでいただけているようです。
合わせて健康情報やお得な情報なども発信していく予定です。
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YouTubeでテーピングや体操の動画をアップしています。

自分で考えたオリジナルの貼り方などを分かりやすく動画にしています。
患者さんも観て貼っていますし、アスリートにも大変好評です。
ぜひチャンネル登録をお願いします♡
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オンラインショップ作りました。
ボクの想いに共感していただけた方、また高品質のプロテインを探している方、ぜひぜひ下のショッピングサイトをチェックして下さい。できれば買って下さい(笑)最近はプロのアスリートからの発注も増えてきました。
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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は東京都強豪高校野球部、大学女子バレーボール部(一部リーグ)のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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