まさかあんなことが起こるなんて<大動脈解離回顧録④>

身体に17本も管が入っているって信じられます?
サイボーグにでもなったような気分です。
前回のブログはコチラから。

2015年10月2日。もしくは3日?

ヘタするとこの日がボクの命日になっていたのかもしれない。
病気の内容を聞かされた時、手術前にのんきにスマホで写真を撮ってもらっていたことを恥ずかしく思いました。

大動脈解離とはそのくらい重篤な病気です。
娘のマイブーム「コードブルー」でもしょっちゅう出てきます。
心臓外科医が担当するというよりは、まず初めには救急救命医が担当する病気ですから。

大動脈解離とはカンタンに言えば「血管の病気」です。
心臓から出ている大動脈が裂けるという、字面で書いていても怖くなるくらいヤバイです。
Webサイトだとこのページが一番分かりやすいかな。

ボクの場合はスタンフォードA型でした。
しかも上行大動脈から弓部までがバックリと裂けていたそうです。
プラス大動脈弁の閉鎖不全まで併発されていました。
心臓の弁の部分まで血管が裂けていたので、結果的に心臓の弁まで取り替える手術をしなければいけませんでした。

手術は人工心肺をつなげて行ったらしいです。
そして脳に行く血液も一時的に止めて行ったらしい。
聞けば聞くほど、後々に調べれば調べるほど「よく死ななかったな」と思います。

実際にこの病気で亡くなった方は多いです。
ドキンちゃんの声の方、ちびまる子ちゃんお姉ちゃんの声の方。
立松和平さんもそうだったらしいです。

生き残ったボクは運が良かったです。
本当にラッキーでした。

▲3日間ほど集中治療室にいましたが確かにこんな感じだった。一応病院の写真を引っ張ってきたんだけど記憶が薄くてですね・・・。

集中治療室にて。

気管挿管も外れ、手術後はじめて口に物を入れたのはヨーグルトでした。
正直食べるのが怖かったですけど、早く治りたい一心で食べたような気がします。

両腕には点滴の管が刺さりっぱなしでしたけどね。
起き上がる角度も、直角には起き上がれませんし。
胸の傷跡は痛いし、お腹には管が4本も刺さってるし。
おしっこの管も刺さっているしね・・・。

それでもとっても嬉しかったな〜。
食べることで少しでも普通に戻っていくような気がしてね。

 

「?????」

 

あれ?おかしいな。
その直後です。

 

あれ?ヤバイ。

ヤバイよ。これはヤバイ。

 

突然の便意です!しかも大です!
ボクにとってはJアラートが鳴り響いているような状態です。
緊急地震速報のあの音が急にしてきたような感じなんです。
隣りにいた妻に「う◯こがしたい・・・」と告げ。
看護師さんを呼んでもらいました。

看護師さんが持ってきたのは。コレ。

この上にするのですか?
ここでしろとおっしゃいますか?

 

シンジラレナイ・・・。

 

白衣の女神よ。
あなたは悪魔だったのですか?

笑顔で「ここでしてくださいね♡」って。
微笑みの悪魔って本当にいたんですね。

シルバーのトレーを寝ている状態でお尻の下に差し込み。
だってこんな状態じゃ踏ん張れないし。
ヤツは出てこないんじゃないのか?

 

そんな心配をよそに。

 

人間は出るものは出るんですよ・・・。
しかもタップリと。3日間も食べてないのにさ。

もうね。
これ以上の恥ずかしいことなんてないよね。

女性看護師さんに出したてホッカホカのブツを見られ。
しかも意識はハッキリしているのにお尻まで拭かれ。

これからしばらくこんな時間が続くのか?
と思うと、かなり切ない気持ちになりましたよ。

やっぱり書けることはたくさんあるな。
まだ集中治療室から出てないもんね・・・。

 

つづく。

やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
以後、プロ格闘技選手や学生スポーツ選手のコンディショニング調整に関わりつつ、治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中です。
治療家向け&エステサロン・理美容院向けの施術技術講習、イメージトレーニングなどのメンタル講習などの講師も務めています。

スポーツ歴は中高生時バスケ、その後に柔道と格闘技(キックボクシング)を各3年ずつ、34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツはできないけど、身体とメンタルの両面を診ながら、目標達成へと導くことをサポートしています。

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