断ることは、自分も相手も守ることになる。自分にできることを真摯に取り組むこと。

自信過剰になることなかれ。
自分を卑下することなかれ。
今の自分にできることを真摯にやろう。

等身大の自分でいること

先日、お断りした患者さんのことを書きました。
そのブログはコチラから。
数日経過した後日談があります。

「先生、あれからすぐに整形外科に行って来たのですが、骨折はなかったんだけど『細菌感染』を起こしていたらしくて、今は抗生物質を飲んで安静にしています。病院に行きなさいって言ってくれて本当にありがとうございます!」

そんな電話をいただきました。

オレの思っていた通りじゃんかー!
だからアヤシイと思ったんだよねー!

とは全く思いませんでした。
細菌感染は想定内ではありましたが、確信はありませんでした。
自分では状態の確定ができないから病院に行ってもらったんです。

自分ではできないから、ドクターに任せた。
これだけのことなんです。

でもこれが結果的に自分を守り、相手も守ることになりました。
もしあのまま患者さんの言う通り、相手の感情を大切にすることを優先していたら、ボクは間違いなく「誤診」だし、患者さんには余計な苦痛を強いることになるわけです。

そこそこ治療には自信はあります。
だけどもともと臆病だし、小心者です。
治療に関しては石橋を叩きまくってから渡るのをためらうほどです。

だから今回もうまくいったんだと思うんです。

▲治療後に痛くなった。などのクレームは受けたことはありません。もちろんケガをさせてしまったこともありません。当たり前でしょ、って思うかもしれませんが、治療業界は患者さんをケガさせたりすることってけっこうあるんですよ・・・。

優先順位を決めること

こんなボクでもひとりの経営者です。
利益を上げないと、経営が成り立たなくなります。

だけどボクらは人様の身体を扱う仕事なわけです。
利益を最優先で考えることは、ボクにはできないというか向いていません。

ハッキリ言ってしまうと、ボクは経営者に向いているタイプではない。
できることなら「治療活動のみ」に取り組んでいる方が性に合っている。
職人治療家、とでも言おうか。

日曜ドラマのブラックペアンでは渡海先生は高階先生に「あなたは医者ではない。手術職人だ」と揶揄されるようなシーンがあったんです。
「そんなに褒められたら、照れちゃうよ・・・」と渡海先生不敵な笑みを浮かべて去っていくんですが・・・。
実際に渡海先生は抜群の腕の持ち主。そして「目の前に自分が治せる患者さんがいるなら治すのが仕事」そう言い切ります。

バチスタシリーズのジェネラル・ルージュの凱旋でもそうです。
速水先生率いる救命救急センターの現場でお金は度外視。本当は経営的なことも、患者さんへの負担も考えなきゃならないのに。
でもセンター長の速水先生は湯水の如く、器材や薬品などを使うわけです。「目の前の生命の灯火を絶やしてはならない」とできる限りの手を尽くしていきます。

まあ、2つのドラマともサイドストーリーがあるわけですが。苦笑

でも本質はこのの2つに隠されていると思います。
何のために仕事をしているの?
何のために患者さんを診ているの?

何のために?って考えた時、人様の身体を扱う仕事をしているならば、優先順位に「楽しいこと」「稼ぐこと」「好きなこと」なんて挙げてられない。

ボクはそんな治療家に身体を預けたくはない。
単純にそう思うだけです。

もし。この仕事(治療活動)が使命・天命・天職だと思うなら。
精一杯、今の自分ができることを、自分が決めた優先順位の通りに生きていきたい。

稼ぎたいし、儲けたい。
ボクにもそんな気持ちは当然ながらあります。
ただしそれが優先順位の上位ではありません。

誰かに裏切られても、自分が死にかけても、お金が全然ない状態でも変わらなかった。
この仕事をしている以上、優先順位が「お金」になることはないんだろうな。

言っておきますけど、適正価格でやるだけですよ。
お金は言うまでもなく大切ですから。お金大好きですし(笑)
ボランティアで、タダで、なんてことは絶対にしませんよ。

できないことはできないと言う。
できることは全力で真摯に取り組む。
少しづつできることを増やして器を大きくしていく。

このサイクルでしか治療家は成長しません。
それを飛ばそうとしたり、少しでもエラそうに振る舞えば、器は大きくなるどころかヘタすると小さくなっていくんじゃないかな。

これからもいつも通り、淡々と、患者さんに向かっていきます。

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
以後、プロ格闘技選手や学生スポーツ選手のコンディショニング調整に関わりつつ、治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中です。
治療家向け&エステサロン・理美容院向けの施術技術講習、イメージトレーニングなどのメンタル講習などの講師も務めています。

スポーツ歴は中高生時バスケ、その後に柔道と格闘技(キックボクシング)を各3年ずつ、34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツはできないけど、身体とメンタルの両面を診ながら、目標達成へと導くことをサポートしています。

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