勝って、それを言わせたい

こんにちは。
胸の奥がちょっと痛い。サイモンこと山田敬一です。

夏の高校野球の東京大会が終了し、代表校が決まりました。
東東京は二松学舎大付属、西は日大鶴ヶ丘が優勝。両校には頑張って欲しいな~。

東東京を制した二松学舎大付属、ウチに来ている学生さんの高校を二校も撃破し、初の甲子園の切符を手にしました。
(帝京・都立城東。二校とも甲子園出場経験がある名門です)
決勝戦は相手が帝京だったんですよね~。
でも二松学舎大付属、11度目の決勝進出にして、初めての甲子園の切符。
執念というか、気持ちが帝京を上回っていたのかもしれません。

帝京高校正捕手のMくんがウチに来ていたので、僕自身、めちゃくちゃ悔しい!
そのMくんとは中学生の時からの付き合い。
いい素質を持っていたので、僕から関係者を通じて高校に紹介しました。
それで入学し、ついには正捕手に。
線は細かったけど、よくここまで頑張ったな〜。
テーピングもよく貼ったっけ。そのうち立派な身体にもなってきたしね。
だからこそ、勝ってほしかった。彼の勇姿を甲子園で見たかったから。
(甲子園に出場してたら、臨時休診してでも見に行く気マンマンでしたから)

高校野球

高校球児はいいよね。理由なくいい!

どこかが勝てば、その裏には敗れ去ったチームがたくさんいます。
よく敗れた後に、
「負けたけどこのチームでプレーできてよかった」
「負けたけどたくさんのことを学びました」
引退していく3年生は口にします。

その言葉に嘘偽りはないでしょう。
でもね、勝って目標達成して言わせてあげたい。

全国で何千校という出場校の中、都道府県代表は49校。
その中で頂点に立つのは、たった一校。
あとはみんな敗れたチームですから。
だから勝って目標達成してから、その言葉を言うというのは、とてつもないことなのは理解しています。

それでも、僕は思います。勝った方がいいよね、って。
負けてそれを言うのが悪いわけではない。
それならまだ、試合前に言った方がいい。

僕は勝利至上主義者ではありませんが、やるなら勝ちたいし、勝たせたい。
どんな手を使ってでも勝つなんて、ナンセンスですが、それでもやっぱりなるべくなら勝ちたいし、勝たせたい。
負けて嬉しい人なんていないですからね。

僕はプロの格闘技をはじめ、勝負の世界に近いポジションにいます。
だから勝つ喜び、勝つことでしか得られない感覚、周囲の目や声が変わる瞬間、それをイヤというほど身近で味わっています。
それを思えば思うほど、やっぱり勝ってほしかったな、って。
負けたらそれは味わえないし、負けて気づいたこともあるかもしれないけど、勝っても気づけるものですからね。

まだ負けてから正捕手の学生さんは来ていません。
かける言葉は「お疲れ様」としか言いようがありません。
本人には負けた悔しさや反省、後悔もあるでしょうからね。
軽々しく試合を振り返るような言葉を、僕はかけられません。

勝負とは本当に厳しく、そして美しいもの。
まだまだ夏は続きます。勝者にも敗者にも。
精一杯プレーする学生さんたち、全力でこの夏を駆け抜けて下さい!

いつもお読み下さりありがとうございます!ではまた次回!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は東京都強豪高校野球部、大学女子バレーボール部(一部リーグ)のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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