毎日約70人を一人で治療して、その後に残ったこと。

こんにちは。サイモン山田です。
子供たちは夏休み最終週。
もうすでに宿題はほぼ終わっているらしい。スゴイね~。誰に似たのでしょうか?
ちなみに東京の小学校は25日から新学期みたいです。

さて今日のテーマは?

来院数についての考え方

かつて修業時代に一日に150人ほど治療していたことがあります。
もちろん一人でではありません。3人でです。一人あたま50人を治療する計算。
実際にやっていたし、これは不可能な数字ではないんです。
ただ今考えると申し訳ないですが、かなりやっつけ仕事になってたような気がするんです。

その後MAXでは一日に70人以上治療していたこともあります。
これは一人でです。ハッキリ言ってまともではないです。完全にキャパオーバーです。
ただ流れ作業で患者さんを治療していた感じ。感情を押し殺してやっていました。
こんなことが続いたら、確実に心身ともに壊れます。
そして、患者さんが目の前からいなくなることでしょうね・・・。

この頃はまだ「雇われの身」でしたので、ボスに喜んでもらえるのが嬉しかったし、
たくさんの患者さんをさばくことも、経営として必要なことだと思っていました。
まあ保険が今より厳しくなかったこともありましたけどね。

数を追いすぎると○○が下がる?

この「○○」には何が入ると思いますか

僕の考えですが「クオリティ」が極端に下がります。
この場合のクオリティとは治療技術自体いうよりは、環境とか雰囲気とか空気とかのハード面や、モチベーションとかやる気とかの感情面のクオリティが下がります。
ちなみに技術は上がりますよ。経験的に。たくさんの症例を経験できますからね。

独立後、クオリティを優先することを考えて実践していますが、数字との折り合いがつかないことも。
これが難しい。
どうしても「目先」だけを考えてしまいがちになるからです。

確かに患者さんの数を優先的に考えることも、経営者としては大切です。
でも経営って、数だけではないですし、売り上げも数だけではないですから。

心身ともにすり減らしてやっていた若手時代。ノルマも経験しましたしね。
結果、誰が喜んでいたんだろう?って本気で考えました。

今は?数は大切。それは否定しようがないし、事実その部分は大切。
それ以上に「今、目の前の患者さんに何が必要なのか?」が最も大切です。

もしかしたら、
・治療する必要自体ないのかもしれない。
・治療間隔を空けた方がいいのかもしれない。
・もっと高額な治療の方が結果が出やすいのかもしれない。

だから目の前の患者さんが「一番よくなる方法」をまずは提示する。
「~かもしれない」を、「~だと僕は考えています。いかがですか?」と伝える。
あとは選ぶのは患者さんですから。

「しっかり患者さんを診て、自分の意見を真摯に伝えること」
結局これが一番で、数を追っていたら、この大切な部分がなかなかできなくなってしまう恐れがあります。

まとめ

この一年だけの仕事なら、何をやっても何とか踏ん張れる。
でも多くの人は、今の仕事を継続的にやっていこうと考えているはずです。

やまだ外観僕も自分の院を継続的に繁栄させたい、と思っています。

でも時代のスピードは早いので、今までと同じでは全くと言っていいほど通用しなくなります。
だからこそ、数に一喜一憂することなく「自分が何を相手に提供したいのか?」、これを真剣に考えることが重要なんじゃないかな?と。

僕は数をこなすことを経験したので、今は数だけを追うことはしたくない。
長く長く仕事をしていきたいですからね。

いつもお読み下さりありがとうございます!ではまた次回!

 

 

 

 

 

 

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は東京都強豪高校野球部、大学女子バレーボール部(一部リーグ)のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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