独立開業。治療業界なら、どの業態で独立するのがいいのか?

こんにちは。テーピング治療家・サイモン山田です。

もう「ハコ」は何でもいいんじゃないか?

柔道整復師が保険適用をすることを前提で整骨院を開業する場合は必ず「ハコ」が必要になります。

待合室、施術スペース、換気設備、消毒設備・・・。
これらを定められた基準をクリアしないと、保健所に届け出ても認められません。

これがいわゆる「整体」「カイロプラクティック」や「リラクゼーション」「アロマテラピー」などであれば、こんな基準は全く関係ありません。
それこそマンションの一室でやっても何ら問題ないわけです。

つまり保健所に届け出なくてもいいってことです。

届出は
「整骨院=保健所と税務署の両方」
「整体院=税務署のみ」 って感じね。

柔道整復師(整骨院)=国家資格あり、整体師=国家資格なし。
どうしてか、整体師より柔道整復師の方が開業に対してのハードルは高いんです。

これって一般の方から見るとどう思うんだろうね。
まあ腕が良ければ関係ないのかな~。

もちろん最初っから「保険適用」を考えなければ、屋号からして「整骨院」とする必要もないわけですから、ハードルの高さは変わらないんですけどね。

駅前とか郊外のリラクゼーション系のお店、みんな国家資格がなくてもやっています。
批判・否定をしたいのではなく、ただの事実です。
これもどうなのかな~。便利ならいいのかな~。

17013001▲整骨院は決められた範囲以上の待合室も必要なんですよ。
ウチも狭いながらも待合室は確保しております。ホントに狭いね(苦笑)

もう資格がどうこうなんて関係なくなってきている?

整骨院を運営する上では物理療法器も必要となります。
そうなると最初にかかるコストはおのずと上がるわけです。

整体院ならマンションの一室でベッド一台あれば独立開業できてしまうってこと。
てか、自宅で空いてる部屋があればできちゃうわけ。

う〜ん。書いてても何だか釈然としません。
これだけ差があっても世間の認知はかなり低いしね〜。

柔道整復師の独立開業。
昔は保険適用が緩かったから整骨院の方が圧倒的に運営はラクでした。
ボクが独立開業した時点ではそのアドバンテージはほとんどなくなっていたけどね。

では現在は?
単純に独立開業するならば整体院の方がいい気もします。

実験じゃないけど、最初にコストをかけずに小さくオープンさせる。
その中で患者さんと信頼関係を作っておく。
2.3年間じっくり関係性を構築していく。
その先にハコを準備して整骨院を立ち上げる。
これで遅くないような気すらします。

これなら整骨院を立ち上げる時の初期投資も回収しやすくなるから。
だって関係性ができている患者さんがいるわけですからね。
もちろん施術技術はあるってことが前提ですけど。

今の時代に大金をかけて整骨院をオープンさせても・・・。
回収はおろか、ランニングさせることすら怪しくなりますから。

この手の話、尽きません・・・。
しばらく書いていこうと思います。
けっこう患者さんからも評判がいいもので(笑)
いつもありがとうございます!ではまた。

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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