新型コロナウイルス。専門家の情報発信で注意すべきこととは?

こんにちは。山田敬一(@kei883)です。
体と心の両面を考える治療家です。
技術もコミュニケーションも両方大切です。

そのご意見は必要ですか?

冒頭で「治療家です」と書きました。
そして「体と心の両面を考える」とも書きました。
ボクはその専門家だと自負しています。

新型コロナウイルスが猛威をふるっています。
マスコミの報道にはうんざりしています。
SNSの情報にも偏りがあったりします。

医療に携わる方々の情報でも玉石混交様々です。
医師の意見も様々でいったい何を信じればいいのか?

特にボクのような治療家を含め、整体師やら自称セラピストなどがブログやTwitter、Facebookなどでウイルス対策など新型コロナウイルスに関する「情報」を発信しています。

明らかに専門外なのにいろいろと語りたがるのはどうなのでしょう?
ボクは感染症に関してはド素人です。だから「〇〇で感染予防」「△△で免疫力アップ」なんて口が裂けても言いませんよ。言うとしたら当たり前のことしか言いません。前回のブログのようにね。

自分のやったことしか信じない

自身が経験したことを書く。
当たり前ではありますが表現の仕方によっては危険でもあります。
あえて悪い言い方をすれば「それしか知らない」からです。

今般の新型コロナウイルスの対策でもよく目にします。
・免疫力アップの食べ物
・免疫が上がるサプリ
・体温を上げて免疫力をアップさせる
免疫なんて簡単に上がりませんし、どこを探してもそんな論文はありません。
ただし文献はたくさんあります。これを信じるかどうかはアナタ次第です。
今は医者が書いているトンデモ文献はたくさんありますからね。

またはこんなのも散見されます。
・アロマオイルでウイルス対策
・ウイルスには◯◯オイルが効く
・マスクにエッセンシャルオイルをつけて対策
これもまた「期待ができる」とは書いてあったりするのですが、医学的にまったく証明はされていません。
アロマテラピー協会がそれを書いていたりしますが、自分で自分のことを褒めているみたいにも見えます。

あとは「花崗岩」とか「26~27℃のお湯」とか「あおさ」とか・・・。
書いたその人は「本気で」信じているのかもしれませんね。
だから余計にタチが悪いのです。

これは心理学でも証明されています。確証バイアスです。

マスクは本当に必要なのか?

3月8日現在、いまだにマスクが売り切れています。
花粉症の人は大変な思いをしているでしょうね。

しかしながらWHOの発表によれば「マスクは新型コロナウイルスの感染予防に役立たない」とされています。
マスクをし続けている人にとってはにわかに信じられないでしょうね。

「いやいやマスクは予防に必要でしょ」と思われた方や「マスクが必要だ」との情報収集をした方。
間違いなく確証バイアスに引っ張られています。

でもマスクをする・しないに関しては他人に迷惑をかけるわけではありません。もちろん買い占めとか転売とか、そんなのは論外です。
情報の質うんぬんより「まあマスクをしていればなんとなく安心」と思えるならそれでいいのではないでしょうか。ちなみにボクは冬の時期に外出する時はもともとマスク着用派です。空気が乾燥していて喉も乾燥しやすいですし、風邪をはじめインフルエンザもありますからね。
しかも「もし自分が罹患していたら?」と考えるなら、マスクをしていてもいいのでは?と思いますけどね。ボクはマスク不要論者ではありませんので。100%確証バイアスに引っ張られていますね(笑)

▲もしマスクで感染予防をするならこのくらいのマスクをしないとダメなんでしょうね。それでもボクはマスクをしますけども。

エビデンスベースで情報発信する

得る情報も、出す情報も、確証バイアスに注意です。
今まで自分がしてきた勉強を信じるのは悪いことではありません。むしろ大切なことです。

しかしながらその情報を発信する、それに関しては特に今の時期は十分な注意が必要です。
情報に偏りがある可能性があることと、信じてきた情報以外を認めにくい傾向があること、は肝に命じるべき事柄でしょう。

よく「何を言うか?ではなく、誰が言うか?が大切」、と言われます。
その「誰」に自分が当てはまっていると自覚があるなら、余計に発信する情報には最大限の注意が必要です。

もし「明らかに偏った(誤った)情報」をツイートしたとします。
その「アナタの言葉」を信じている周囲の仲間がいます。
その仲間が「アナタの言葉を信じて」リツイートします。
結果的にその「偏った(誤った)情報」が知らない人にまで拡散します。

普段はそこまで意識する必要はないでしょう。
でも今は特殊な状況です。みんなが不安になっていて少しでも安心できる情報を、少しでも感染から逃れる方法を、感染しない身体作りを、と血まなこになって情報を探しています。偏った、誤った情報はかえって状況を混乱させるだけなのです。

もしどうしても情報発信をしたいのであれば、エビデンスや論拠をハッキリさせること。その情報の出所や、どこの誰が言っているのか、などは正確に伝える必要はあるでしょう。
ボクは普段そこまで意識していませんが、今般はかなり情報発信には慎重になっています。

新型コロナウイルスの件ではないですが「ほぼ日刊イトイ新聞」の掲載されていた感染症専門医・岩田先生のインタビュー記事がとても分かりやすかったです。全15ページくらいあるビッグボリュームです。
「頭がすっきりする風邪の話」

アナタが信頼されているからこそ

普段から自分の情報が信頼されているからこそ、今こそ情報発信を慎重に行う必要があると考えています。
簡単に情報発信できる時代は、簡単に拡散されることもある時代でもあります。それがもし間違っていたら?と少しだけ想像力を働かせること。アナタの情報が信頼されているからこそ、です。

ボクも少なからず患者さんや周囲の仲間から信頼されています。だからこそ情報発信には細心の注意を払い、届く情報には間違いのないようにしています。
これも「自分が信頼されている」と自覚しているからこそです。誰かに情報を届けるにはその誰かを想像するのが分かりやすいですが、間違った情報が届いてしまったらその誰かに迷惑がかかり、もしその誰かが情報を拡散してしまったら、その誰かの周囲にもに迷惑がかかってしまいます。

アナタの情報が信頼されているからこそ。
治療家やセラピスト・トレーナーなどジャンルでの専門家であるからこそ。
他ジャンルでの情報発信には細心の注意を払う必要があるでしょう。
確証バイアスには十分注意してね。ボク自身の戒めでもあります(笑)

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は東京都某高校野球部、某大学女子バレーボール部のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

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