「ご一緒にポテトはいかがですか?」は相手を考えてのこと?

何でもやりすぎはよくありません。
出し惜しみはよくないけど寸止めは大切。
あえて売らない、やらないことは相手を考えてのこと。

あえて寸止めしておこう。

結論から書くと寸止めは小手先のテクニックではありません。
あえての寸止めなんです。

例えば施術の場合。
もう少し手を入れればもっと良くなるかも?
それでもあえて寸止めした方がいいと考えています。

そこまでの過程でいい結果が出ているなら無理することはありません。
あとは患者さんの自然治癒力に任せればいいんです。

出し惜しみなくやることも大切ではあります。
しかしこのあたりを勘違いしたり見誤るとかえって悪い結果を引き出してしまうこともあります。
これは何度も経験済みです。

みんな寸止めするのが怖いんだと思います。
治療家だけではなく、あえてやらない、やり過ぎないことはけっこう勇気が必要です。

もっとできるかもしれないのに、あえてやらないわけですからね。
このさじ加減は言葉で伝えるのはなかなか難しいです。

治療家は総じてやり過ぎる傾向にあります。
これは心理的なことが大きいんですけどね。

 

▲寸止めという言葉は聞こえがよくないかもしれないな。それでも寸止めは大切だしやり過ぎていいことはありませんから。

テクニックで終わらせない。

実は施術において寸止めはテクニックとして用いられることはあるんです。
心理的な部分でうまく使えば患者さんの来院を促せたりもします。

ただボクはこの考え方は好きではありません。
寸止めしなくてはいけない理由が実際にあるからです。

治療家は自分が治していると勘違いする傾向があります。
自分もそうだったからよく分かります。

そうなると「治せると考えているから」ついつい症状の深追いをしてしまうんです。
寸止めしておけばいいのに、自分を過信しているから深追いします。
そして最悪の場合マイナスを作ってしまいます。

テクニックで考えているうちは、結局のところ自分が治しているという勘違いから外れてはいません。
この状態だと自分中心の寸止めです。

本質的なことが理解できれば寸止めする理由は患者さんのためになります。
この場合は患者中心の寸止めになるんです。

 

「ご一緒にポテトはいかがですか?」

はマクドナルドでよくあるセリフですけど、これを治療で用いるとしたら?
よっぽど効果のある手技療法か、物理療法器じゃないとできません。

だって寸止めでいいって言ってるじゃないの。
施術の効果が出ていて、なおかつクロスセルを仕掛けた方がより効果が上がる。
そうではない場合なら、ただ売上しか考えていないってことでしょ。

相手から要望があったとしても同様です。
効果が上がらない、意味がない、もしくはマイナスを作ってしまうようであれば、売上うんぬんではなくやらせない方がいいに決まってますからね。

うん。
だからボクは儲からないんだね。
相手にとって本当に必要だと思うことしか勧めないし。

これはあくまで治療現場だからのこと。
一般的に物を販売するなら全然いいと思います。

だって相手のニーズなんてどこにあるか分からない。
だから何らかの形で「気づかせてあげる」ことは必要ですから。

飲まなくてもいいサプリ。
やらなくてもいい施術。
こんなのは必要ないよ、ってことだけです。

 

寸止め、あえて売らない。
これは相手を考えてのことです。

小手先のテクニックで考えることなかれ。
本質を考えて患者さんやお客さんと接していきたい。
いつでも、これからもそう考えています。

 

やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
以後、プロ格闘技選手や学生スポーツ選手のコンディショニング調整に関わりつつ、治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中です。
治療家向け&エステサロン・理美容院向けの施術技術講習、イメージトレーニングなどのメンタル講習などの講師も務めています。

スポーツ歴は中高生時バスケ、その後に柔道と格闘技(キックボクシング)を各3年ずつ、34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツはできないけど、身体とメンタルの両面を診ながら、目標達成へと導くことをサポートしています。

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