もうこの仕事は必要ない。そんな時代でも生き残っていくためには?

現在その仕事でなぜ自分が選んでもらえているのか?
それを明確にし、言葉にしてみよう!
そして自分が「何者なのか」を知ってもらおう!

こんにちは。山田敬一です(@kei883)です。
文京区本駒込で開業して先日で12年を迎えました。
治療家として25年。治療&スポーツ現場最優先で活動中です。
早くスポーツ現場に出たい!そんな今日この頃です。

 

その仕事は必要なのか?

スポーツ現場に出られなくなり約3ヶ月半になります。
この間にプロテインの販売など新しいことも進めてきましたが、やっぱり現場が恋しい。。。高校三年生の彼らにもう関われないのは何とも寂しいし、大学四年生の彼女たちに会えないのも本当に寂しい!

アスリートや学生とスポーツ現場で触れていないと「自分が必要とされていない」、そんな錯覚さえ起きてきます。現場が再開すれば必要とされるのに、にもかかわらずです。

毎日を整骨院での治療現場中心に過ごしていると「この先本当にこの仕事は必要とされ続けるのだろうか?」と真剣に考え込んでしまう時があります。整骨院の中だけにとどまっていると、プラスの考えとマイナスの考えをまるで振り子のように行ったり来たりするのです。

プラスに考えれば「コロナ禍の中でもこれだけ患者さんが来てくれている」そのように考えることもできるのですが、マイナスに考えると「スポーツがこのままできなくなってしまったら自分の仕事はどうなってしまうんだろう」などと、まだ起きてもいない未来について悲観した考えに陥ってしまいます。

これは外から入ってくる情報があまりにも少なくなると、自分の頭の中だけで物事を考えてしまいがちになり、インプットとアウトプットのバランスが悪くなり、このような状態に陥ってしまうのだろう、そのように感じていますが、それを今肌で実感しています。

▲先日ショッピングモールで乗った「無重力マッサージ器」なるもの。200円で15分、ボクとしてはかなり気持ち良かったですし、身体が楽になるならこれで十分な気もして複雑な気分でした・・・。(写真とは違う場所です)

 

すぐそこにある未来

先日こんな記事を目にしました。

本物と同性能で実用レベルの「人工軟骨」が開発される – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20200706-artifical-cartilage/

この記事を読んでボクは「ついにここまで来たか!」と嬉しく感じる反面、「マジでこの先、この仕事はヤバくなるな」と危機感を感じる、その両方の気持ちが一気に押し寄せてきました。

もし実用レベルで軟骨ができるとしたら「再生医療」が先だと考えていたからです。

京都大学 iPS細胞研究所Webサイト

このニュースがリリースされたのが2020年1月24日です。このニュースを見た時、前述したのと同じような気分になりましたが、再生医療の進歩と捉えることができたので嬉しい気持ちの方が勝っていました。

しかし人工物で実用可能な軟骨が開発されるとは。
これからもっとこれらの分野の研究が加速し、さらに医療現場で実用化されていくことは間違いないでしょう。

本当にスゴい未来が待っています。悩んでいる患者さんにとっては朗報ですし、素晴らしいことだと思います。
反面、ボクらの仕事に対してはヤバイですね。危機感しかありません。

例えば膝に痛みを抱えている人は、この人工軟骨を手術などで挿入すれば、痛みから解放されるかもしれません。しかも従来の膝の手術はより簡単にできるようになるとも思います。そう遠くない未来にそうなるのでしょう。

そうなれば膝の痛みで整骨院などに通院する必要はなくなります。あくまで患者さんが手術を選択すれば、の話にはなりますが、ボクらの仕事にはかなり影響することは間違いありません。

 

それでも選んでもらうには?

以前こんな記事を書いたことがあります。
書いた当初はそれほど閲覧されてはいませんでしたが、調べてみるとジワジワと閲覧数が増えているのです。

ぜひリンク先の記事を読んでほしいです。動画もリンクしているので分かりやすいとは思います。

カンタンに言えば「半月板手術後のリパビリのため」に書いたものです。
ボクは医者ではないので当たり前ですが手術はできません。でも「リハビリ」を手伝うことはいくらでもできます。

通常なら手術を受けた病院や整形外科などで術後のリハビリを行いますが、遠方からの通院などのためにリハビリができないケースもあるのが現実です。
しかも術後は相当腫れますし、痛みも出ますし、何より不便です。仕事はおろか日常生活もままならないことだって多いです。

そんな人が実は多かったりするのでそのために記事にしました。自分の患者さんであれば直接処置をすればいいのですが、この時は自分の患者さんのために書いたものではありません。

それでも読んでくれる人がジワジワ多くなっていますし、そもそもボクのところにはプロのアスリートが「膝の痛みや悩み」で多く施術に訪れています。
そう、ボクは膝の治療が得意です。だからこの記事を書きました。

 

冒頭でも書きましたが、生き残っていくためには「自分を知る」ことが大切です。

現在その仕事でなぜ自分が選んでもらえているのか?
それを明確にし、言葉にしてみよう!
そして自分が「何者なのか」を知ってもらおう!

自分を自分で知り、自分を周囲にも知ってもらう。
生き残っていくためには、結局はこれしかないのです。

黙っていてもお客さんや患者さんが来る時代はとっくに終わりました。
もしかしたら自分の仕事も必要とされなくなるのかもしれません。
楽になるだけなら無重力マッサージの方がコスパはいいです。

それでも生き残れるように、選んでもらえるように。
時間がある今だからこそできることはあるし、それが未来につながるものだとも確信しています。

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

ボクの想いに共感していただけた方、また高品質のプロテインを探している方、ぜひぜひ下のショッピングサイトをチェックして下さい。できれば買って下さい(笑)
これからテーピングもコチラで買えるようにしていきますよ!

やまだ整骨院オンラインショップはコチラ

 

 

 

The following two tabs change content below.
山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket