スキルとセンスの関係とは?うまくいかないのはスキルのせい?センスのせい?

スキルは誰にでも身につけることができる。
センスは身につけるのではなく磨くもの。
スキルとセンスは別物なんだ。

スキルとセンスの関係。

大谷翔平選手のインタビューを見たことがあります。
率直に「この人は野球が好きで、楽しくて仕方ないんだろうな」と感じました。

好きだから、楽しいから、うまくなりたいから。
だから地道に練習できるし、トレーニングもできる。
頭も使えるし、考えられるし、すべてをコントロールできる。

今年のドラフトで指名を受けた大阪桐蔭高校の根尾選手も同じような感じなのかな。
あれだけ練習しているのに、大量に読書をするらしいですから。
それも野球に生きてくるという考えみたいですからね。

先日のこと。
山本やすぞうさんのブログを読んでいて、ふと思ったんです。

山本さんは税務や会計の話の中で「スキルとセンス」について書かれていました。
ふと、これって何にでも通じることなんじゃないかな、と。

ボクだったら治療の話。
治療スキルは誰にでも身につけることができます。
一定以上の練習を重ねれば間違いなく身につきます。
これは不器用なボクが実証済みです。

山本さんの言葉で説明すると、
スキル=機会×回数

確かに。その通りだと思います。
これはボクも考えていることでした。

では治療センスとは?
これは身につかない。というか、身につくものでもない。
自分の頭で考え行動し、患者さんにどう向き合うか?
これがセンスにつながるわけです。

山本さんの言葉で説明すると、
センス=直感に基づく行動×まわりの反応

さすが。こうやって書かれると理解しやすいです。
このワードセンス、これがボクは欲しい(笑)

ボク自身、治療センスがあるとは思えません。
というか思ったことは一度たりともない。

不器用でスキルもない。センスもない。
それを自覚していたからこそ、スキルだけではない部分が磨かれたんだと思っています。

スキルとセンスは相反する関係ではなく、
思考によっては相乗効果を生み出す関係なんですよね。

▲患者さんとの関係が良好なのはそんなことが理由だと思います。スキルもセンスもないと自覚しているからこそ「どうする自分なのか?」を日頃から考えていますからね。

それは何のためにやるの?

会計なら健全な会社運営のため。
治療なら患者さんの症状改善のために。
の、はずですよね。

誤解を怖れずに言ってしまえば。
治療は会計ほど複雑ではありません。

もちろん相手にするのは人間です。
感情の生き物ですからその点においては複雑かもしれません。

治療スキルなんて経験を積み重ねていけば、それなりには身につくんです。
しかし治療スキルだけでは患者さんは改善しないことはしばしばあることです。

それに気づかないと「また新しい治療スキルを求める」というセミナージプシー状態に陥っていきます。

スキルだけで改善しているわけではない。
スキルだけで患者さんが来院しているわけではない。
これに気づくか気づかないか?これが「治療センス」につながっているんだと考えています。

ここに気づけば治療はもっとカンタンに、シンプルに近づいていくものなんです。
ボクはそう考えています。

例えば。

患者さんが改善しない=治療スキルが足りない

こうやって短絡的に考えてしまう。
ボクは「スキルの押し売り」だと思っています。

患者さんが改善しない=コミュニケーション能力が足りない

あくまで一例ですがこれだとスキルの問題ではない。
やり取りがうまくいっていないだけ。なのかもしれないでしょ。

患者さんのために何をする自分なのか?
これらを総じて「治療」と考えるなら、スキルはそれほど大きなウェイトを占めてはいないのかもしれません。

まとめとして

スキルとセンスは車の両輪のようなものです。

センスだけでできるものではないありません。
実務経験や臨床経験は必要ですからね。

またスキルだけでうまくいくわけではありません。
環境や感情は常に一定なわけではないですから。

これが治療であれば、しょっちゅう書いていますが、
「スキルはあって当たり前」だと考えています。

スキルに関してはある程度のことは教えることができます。
技術ですから、ある程度は体系化できますからね。

プロでしょ。
お金もらってるでしょ。
そんなの当たり前だと思うんです。

では「センス」は?
教えられるものではないのかもしれません。

言葉を変えるならその人の「気持ち」なのかな。

・相手を思いやる気持ち
・相手を自分ごとに考える気持ち
・相手を応援する気持ち
・相手を勇気づける気持ち
・相手に寄り添う気持ち
・相手と同じ方向を見ようとする気持ち

治療においてはこれが「センス」なのかな。

そしてさらに言葉を変えるなら、
治療家としてはこれが「個性」であり「独自化」につながる考え方のひとつ。
そう言えるのではないのかな、そう考えています。

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
以後、プロ格闘技選手や学生スポーツ選手のコンディショニング調整に関わりつつ、治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中です。
治療家向け&エステサロン・理美容院向けの施術技術講習、イメージトレーニングなどのメンタル講習などの講師も務めています。

スポーツ歴は中高生時バスケ、その後に柔道と格闘技(キックボクシング)を各3年ずつ、34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツはできないけど、身体とメンタルの両面を診ながら、目標達成へと導くことをサポートしています。

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