休業要請から除外された治療院はどうするべきか?3つの視点・メリット&デメリットを考える。

こんにちは。山田敬一です(@kei883)です。
文京区本駒込で開業して先日で12年を迎えました。
治療家として25年。治療&スポーツ現場最優先で活動中です。

▲逃げるが勝ち?でもコロナ禍からは逃げられません。どう対処するかが問われています。

 

休業要請、どう対処しますか?

刻一刻と状況が変化しています。ボクが治療活動をしている東京都でも休業要請が出るかどうか微妙な情勢でしたが、結果的に整骨院は医療従事者のカテゴリーに入るためか除外されました。

休業要請とは簡単に言ってしまえば「感染防止の観点から休業してほしい」と国(自治体)からお願いされているわけです。ですから個人的には休業要請と休業補償は基本的にセットであるべきだと考えています。

しかしながら経営判断や補償うんぬんの前に「自分の仕事の意義」を真剣に見つめ直した時、「今本当に休業すべきなのか?」を考えてしまいます。

もちろん感染拡大防止から考えた時、休業することは間違いなくプラスに働きます。
自分も感染の可能性は低くなりますし、患者さんも外出し移動することがなくなりますから感染防止につながります。

ですがこのまま長期化することを予想している立場のボクとしては「メンタルの不調→カラダの不調」、反対の「カラダの不調→メンタルの不調」もとても危惧していますので、感染防止とともに「未病を防ぐ」観点からも施術をすることは外せないとも考えています。

そのためもあり、そして休業要請が出ていないこともあり整骨院を開けることを決断しました。
もちろん今後の休業要請拡大などの場合においては考えを変える可能性もあります。

 

治療家が今やるべき3つの視点

経営的なことを除けば今すぐに臨時休業することは簡単です。院を閉めて、予約がある患者さんに連絡をすればいいだけです。

しかしながら再オープンするとなったら一筋縄ではいきません。再オープンしたことを、
・どうやって患者さんに伝えればいいのか?
・そうやって患者さんとコンタクトを取るのか?
きちんと伝えないと患者さんはいっこうに来院してくれないことでしょう。伝えること、これはけっこうな難題だと思われます。

そこでヒマになった今だからこそ取り組んでおくことがあります。

①患者さんとのコンタクトポイントを作る
②SNSやブログを書く
③施術技術をはじめ自分の見直し

ひとつずつ解説していきます。

 

①患者さんとのコンタクトポイントを作る

もし患者さんと連絡を取るとしたらどのようにコンタクトするのかを明確にしておく必要があります。
方法はいろいろありますよね。
・電話
・DMなどお手紙
・メール&メルマガ
・WEB告知
・LINE@
どれでもいいと思います。

『電話』『DM&お手紙」
デメリット
・手間がかかる
・料金などコストがかかる
・用意するのに時間がかかる

メリット
・余すことなく情報を届けられる
・情報量が多くできる
・高齢者層にも読んでもらえる可能性が高い

『メルマガ』『WEB告知』『LINE@』
デメリット
・登録の有無で読んでもらえない可能性が多々ある
・情報量が多いと読んでもらいにくい
・高齢者層には不向き

メリット
・料金がほぼかからない
・思いついた時に即配信できる
・そのまま予約を受けられる可能性が高い

できることならすべての媒体を駆使しておきたいところです。
そしてもし休業したとしても、再オープン後に患者さんとコンタクトが取れれば言うことなしですよね。
ボクはこの期間ですべてをやる予定で準備をしています。

 

②SNSやブログを書く

ボクのこのブログも患者さんに読まれています。記事の内容に対して質問をいただくこともあれば、内容に納得して実践してくださる方もいます。

TwitterやFacebook、instagramにも目を通してくださる方もいます。
これらで普段からやり取りがあったり、または見ていただいているだけでも患者さんとは「交流」できています。

普段の施術活動で忙しい時はSNSに投稿したり、文章をしっかり練ってブログを書くのはなかなか難しいかもしれません。今の時期、時間だけはあります。その時間をSNSやブログに当てはめることはできると思います。

デメリット
・時間を取られる
・何を書いていいか分からない

メリット
・費用がほとんどかからない
・常に患者さんと交流できる
・自分の考え方を伝えられる
・文章力が上がる

正直言って、SNSとブログをやらない手はありません。
やっていない理由はハッキリ言って「面倒くさい」からではありませんか?

もしSNSやブログをやっていればすべての患者さんとまでいかなくても、休業も再オープンも知らせることが可能になります。
そして普段から「自分の考え方」を知ってもらうことで、施術に対しての姿勢なども伝えることが可能になります。これは大きなメリットだと考えています。

コロナ禍が一段落した後に「選ばれる治療家」でいるためには必要不可欠なのではないでしょうか。
ただしSNSやブログで「即効性のある集客はできない」と考えています。集客に関してではなく、あくまで既存の患者さんとの「接点」や「交流」を作ることが大切です。

 

③施術技術をはじめ自分の見直し

資格取り立て、中堅、ベテランまたは、雇用される側&経営者、立場の違いはあるでしょうが、この機会に一度自分の施術技術を、そして自分自身を見つめ直してはいかがでしょうか。

施術技術に「正解」はありません。結果が残せていればそれはそれでいいと思います。
ボクの施術にしても「正解」だとはこれっぽっちも思っていません。だからこそ、
・なにが結果を残せているのか
・なにが結果を残せていないのか
・なにを足せばいいのか
・なにを引けばいいのか
・どう組み合わせればいいのか
これらを「真剣に」考えてみるいい機会ではないでしょうか。

そして自分自身に対しても同じことが言えます。
・なにをしたいのか
・なにをしたくないのか
・先々のビジョンは
・治療家としてどうありたいのか
など、考えて「言葉にする」ことが重要だと考えています。

デメリット
・なし

メリット
・施術技術が洗練される
・自分の方向性がハッキリする

デメリットはないでしょう。あえて言えば「迷いが生じる」ことはあるかもしれません。ただそれはいいことだと思います。今迷わなくてもきっと先々迷うことになりますから、早めに対処できていた方がプラスです。

メリットは多々ありますがまずは「真剣に考えること」が最大のメリットです。普段は施術活動が忙しく「なんとなく」考えてはいるものの、「真剣に」考えることはあまりないのでは?

ボクも普段からなんとなく考えてはいますがこの機会に真剣に考えています。特に「したくないこと」と「治療家としてどうありたいのか」は本気で考えておいた方がいいです。

このコロナ禍を目の前にして大げさではなく「経営を選ぶのか」「自分の考えを選ぶのか」「患者さんへの貢献を選ぶのか」「感染防止を選ぶのか」、こんな感じで選択を余儀なくされています。決して大げさではありません。

だからこそこの機会に「真剣に」考え、自分のスタンスを明確にし、できればそれを発信し、伝え続けていくこと。今の状況下、せっかく時間があるのならそんな「軸」を作っておくことは先々必ず活きてきます。

 

④番外編

上記①〜③以外に考えられることとしては、施術活動以外のキャッシュポイントを考えることでしょうね。
院内以外で稼げるようにしておく。これは精神的にも大きなメリットがあります。何に取り組むにしてもすぐに稼げるようにはなりませんが、今の時間があるタイミングで取り組み始めるのは一案だと思います。

 

利他の心

よく聞く言葉ではありますが「利他の心を持つ」ってありますよね。
要するに利己的に考えるのではなく、相手のことを慮って行動する。そんな意味でしょう。あえて辞書は引きませんでしたが合ってるのかな。

利他の心を持つ、なんてそんなことできるのか?ボクはずーーーっと懐疑的でした。誰だって自分のことがカワイイし、基本的に優先するのは自分のことでしょ、そう考えていましたからね。

現在の医療現場を想像した時、利他の心は間違いなく存在しますよね。医療関係者があれだけ尽力しているからこそ、ギリギリのラインで踏みとどまっている状況ですから。感謝してもし切れません。ありがとうございます。

一人ひとりが利他の心を持てればいいのでしょうが、なかなかそんな訳にはいかないですよね。だからせめて自分くらいは利他の心を持てるようにしたい、そう思うのです。

ボクは治療家です。普段からそう言って、そう名乗っています。
それならば。命懸けでとまでいかなくても、利他の心を持って仕事をします。

もし今の自分に有り余るほどの現金があったら休業するのか?と自分自身に問うてみたら、ボクはやっぱり治療現場に出ていると思うのです。もちろんそんな余裕が金銭的にも精神的にもあるわけではないですが、これが「使命感」ってヤツなんでしょうね。

治療家のみなさん。今が踏ん張り時です。
どうせ院を開けるなら笑顔で患者さんと接したいものです。
お互いこの局面を乗り切って、また患者さんに貢献できるように。
ボクも知恵を絞って取り組みます。

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
フロリダ族サポーター

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は東京都強豪高校野球部、大学女子バレーボール部(一部リーグ)のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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